コロナ解雇~弱者はいつも・・・

仕事・社会情勢


厚生労働省の統計によると、コロナウィルスによる解雇等の見込み労働者数は8万人とのこと。
私も昨年の2月にコロナウィルスにより失業しました。
昨年の10月に派遣でなんとか今の仕事が見つかり医療関係の仕事に就いていますが、
給料が安いため首の皮一枚つながった状態で生活をしています。
1回目の緊急事態宣言が解除されたあともアルバイト、派遣ですら求人が出ない状態で、正社員の仕事などほぼ皆無。
年齢的なこともあり非常に厳しい転職活動となりました。

現在2回目の緊急事態宣言下で飲食店・宿泊サービス業は苦しい経営状態であることは想像に難くありません。
私はコロナ禍の前は、顧客の95%が外国人であるインバウンド顧客の取り込みに大きく力を入れいていた外資系のホテルで働いており、その前は高級料亭で働いていました。
ホテル、飲食業に従事していた当事者から言わせていただくと、これらの業界は先行き不透明で、今後数年の回復は難しいでしょう。

東京五輪景気を見越して、外資系のホテルに転職し順風満帆になるはずの未来が一気に吹き飛んだ昨年一年でした。
こういうことを経験すると盛者必衰を感じます。
東京五輪に浮かれていた昨年の今頃、誰がこのような事態になることを予想できたでしょうか?

このコロナウィルスで経済的に大きく影響を受けているのは、非正規雇用者やサービス業従事者(従事者の約7割は女性)。弱者はいつの時代も戦う術がなく、しわ寄せを受ける。
高齢者や基礎疾患を持った人を死に追いやり、経済的かつ社会的弱者を地獄に突き落とすこのコロナウィルスの一刻も早い収束を願わずにはいられません。





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