息子が学会の発表があるとかで帰ってきました。地元の大学で学会があったそうです。
学会であちこち出張している息子でしたが、地元の開催は初めてでした。
息子とは先日会ったばかりで、2週間ぶりでした。「手料理が最大のごちそう」だと言い、外で食べることなどはあまり気が進まないようでした。
息子が帰ってくるときは頑張って料理を作りますが、最近はおかずを作ることになんだか少しおっくうに感じたり、「何を食べさせようか・・・?」と悩むようになりました。
一緒に住んでいた時は、毎日たくさんのおかずを作って食べさせてきました。仕事をして、料理をして・・・と息子を育て上げる事への使命感だけでただひたすら頑張っていたのかな・・・と思いました。今思えば、あの頃料理をしていた時間は多かったですし、そのため、家にいるときなど自分の時間はなかったように思います。「よくやっていたなあ・・・」と、こうやって振り返ると、子育て中は自分はとても頑張っていたのだなあと実感します。
夜の時間は、二人で近況報告などを話をしましたが、目下私の新しいパート先の話となりました。
私の新しいパート先では、私は現在研修を終えて、独り立ちしています。立ち上げたばかりの新しいところですので、アルバイトスタッフは全員新人(私を入れて約60名ほど)なのです。正規スタッフはトップの人を入れて3人。アルバイトスタッフはみんなそれぞれ別のところで研修を受けて、オープンと同時に一斉に集まって一緒に働きだしました。
研修の時は仕事がとても楽しかったのですが、開業して、いざ一緒に新人たちと働きだすと、トラブルが勃発しまくりで、毎日が戦争となり、それはそれは悲惨な状態で、疲弊しながら帰宅します。
みんなが新人なので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、でもそうは言えないことも多々あります。例えば、当日欠勤の多さ。毎日誰かが欠勤します。多い時では5人とか・・・。ありえない数です。人手不足の状態で稼働させるわけですから、その日に働く人の一人当たりの負担量が増すわけで、へとへとに疲れます。そして欠勤だけでなく、遅刻も当たり前です。
そして日本語ができない外国人も多く、コミュニケーションがうまく取れないので、仕事を理解していないのか間違いも多く、それをフォローするのも大変で、そのような負担もあります。
(さすがに日本語できない外国人は雇うなよ…って思います)
ベトナム、ネパール、スリランカ、ミャンマー、フィリピン、タイなど発展途上国の外国人たちばかりです。(もちろん日本人スタッフも多いですが)
こういうところで働きますと改めて実感するのは、日本って生活に関連した普通のサービスを受けるのに、このような外国人スタッフに頼らないともうやっていけない時期に来ているのだなあ・・・という現実です。
介護、建設、農業、コンビニ、スーパー、飲食、宿泊など、人手不足業界は縮小せざるを得ないし、食品が品薄になる、インフラの享受やサービスを受けることは当たり前ではないと、限界にきていて淘汰され、不便な社会になっていくことを覚悟する必要があるのではないかと思ったりするのでした。そういう意味では、特別な事情がない限り、「扶養内で働く」とか「年収の壁を越えて働くことが損」とか、自己中心的な思考で生ぬるいことを言わずに、ガンガン外に出て働け!と私は思ってしまうのでした。(そんなこと言ってるやつらは、社会のフリーライダーやないか~い)
これらの業界を維持していくためにこのように移民が入ってくると、欧米のように治安や社会制度が不安定になり、国自体が崩壊してしまう可能性もあるからです。労働人口の減少と高齢化は本当に大きな社会問題だなあと感じずにはいられませんでした。
そして、息子が私の職場について語るには、「そんな職場環境は底辺じゃない?毎日欠勤者が出るって・・・って異常、ありえない。自分だったら、すぐに辞めるね。」と。
そうは言っても、母はオーバー50なのですよ。雇ってくれる企業はあるのでしょうか。社保欲しいとか、色々条件を付けており、しかも仕事の少ない地方ですから。一緒に求人情報を見ながらパート先を探してくれたんですけどね。本当にどうしましょうね。
日本語が通じないスタッフが多い職場、当日ドタキャンの多い職場、これだけは本当につらいです。普通に考えて底辺ですね(笑)
