新型コロナワクチンを接種しないことに決めた

仕事・社会情勢

勤務する病院にて新型コロナワクチン接種を希望するか否かの回答期限が1/29(金)でした。
私は今回は見送る決断をしました。
理由を以下にまとめました。

安全性に疑問があるため


従来、感染症予防に使われていたワクチンは、病原体を培養し不活化した「不活化ワクチン」や弱毒化した「生ワクチン」が主流でした。
今回使用されるワクチンは「mRNAワクチン」という新しい種類のワクチンで人に実用化されるのは始めであります。
mRNA医薬品の開発は、「ワクチン」と「治療薬」に大別され、ワクチンとしては「ガン」と「感染症」の分野で、欧米のベンチャー企業が数年間から治験を進めていました。
mRNA医薬品がいち早く表世界にでるとすれば「ワクチン」の方が優勢でした。
今回のパンデミックにより、まさにこの分野が日の目をみて大きく実用化することになったわけです。

問題はここからです。
本来であれば長い臨床試験期間を経てデータを集め、安全性を確認してから実用化すべきなのに
開発スピードが速すぎで、まだわからないことがたくさんあるからです。
例えば、免疫持続性の効果、人種別による有効性、年齢別の有効性、疾患別ごとの安全性などです。
製薬会社が発表している臨床試験数、臨床期間では十分ではないと言えます。
New England Journal of Medicine

変異コロナウィルスへの効果の有効性が不明なため

mRNAワクチンの優れているところは安定的に大量生産できること。
今回のようなパンデミックの事態にはまさに適した製造技術の医薬品です。
ウィルスの遺伝子解析さえできれば、どんどん新しいワクチンを作ることができるわけです。
新型コロナワクチンの変異ウィルスが登場していますが、都度ウィルスの遺伝子を解析して新しいワクチンを製造し、供給することができることは大変すばらしい技術だと思います。
ですが私が今回のワクチンの不接種を決めた理由はここにもあります。
変異ウィルス登場している以上、今回供給されるワクチンが必ずしもコロナウィルス全般に有効でないと考えるからです。
インフルエンザワクチンと一緒で型が異なれば罹患する可能性があるのと同じで、今回の新型コロナワクチンがどこまで変異ウィルを含めたワクチンに有効であるかがわからない以上、リスクを背負ってまでこの接種の必要性を感じないのです。

「抗体依存性増強」の懸念があるため

抗体が免疫細胞などへのウイルスの感染を促進し、症状を悪化させてしまう現象のことを「抗体依存性増強(ADE/Antibody-dependent enhancement)」と言うそうです。
ADEの詳細なメカニズムについては明らかになっていないことも多いらしいのですが、コロナウィルスが原因となる「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や「中東呼吸器症候群(MERS)」に対するワクチン研究の動物実験では、ワクチン接種にて症状が重症化したとの報告がでているとのこと。
この点についても新型コロナワクチンは不明であり、今後接種者が増え、長いスパンで観察できれば、この点も解明されるのではないかと思うのですが・・・

以上の3点から私はワクチン接種を今回は見送ることにしました。
ですが、ワクチン接種により集団免疫を獲得することでコロナウィルスの広がりを抑えることができることは、公共利益の観点からすると全世界の人々が積極的に行動に起こすべきだと思う反面、
個人利益に観点からみると皆が皆にメリットがあるわけではなく、10代、20代の若者は接種することがリスクになる可能性がありますし、高齢者はむしろ接種したほうがデメリットよりメリットの方が大きいでしょうし、疾患の有無にもよりますし、自分が所属する社会によっても変わってくるでしょうし、そういう意味ではワクチン接種は最終的には個人の判断に委ねられるものだと思います。
まずは正しい情報にアクセスし、ワクチン接種が自分にとって利益・不利益であるかを個々が判断することが必要だと思います。


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