あなたもやっていませんか?迷惑行為

仕事・社会情勢

人を相手にする仕事というのは、本当にストレスが多いと感じます。

「担当医が自分に事前に知らせることなく退職していた」
こんなことで腹を立て30~40分とクレームをいう患者。
ドクターだって人です。病院を退職することもあり、個人の自由です。
なのに「事前に自分に知らせず辞めるなんて!」と怒り出した患者さんの対応に、私は朝から疲弊してしまいました。
「先生はどこにいったんだ!連絡はもう取れないのか?!」と、どんなに説明しても聞く耳もたずです。

このような方の対応に時間がかかると、当たり前ですが、他の患者にしわ寄せがきます。なぜならその間、診察が滞るわけですから。よく病院は待ち時間が長いと言われますが、それはこんなことがしょっちゅう起こるからです。たくさんの患者をさばかなければいけない大きな病院は、一丸となって効率的に診察ができるようにそれぞれが役目を果たして頑張るわけですが、それでもこのような予期せぬ言動をする患者の対応が都度差し込まれてくるので、その分、どうしてもうまくいかないことがでてきます。

現場の患者だけでなく、「電話」というツールは、なかなか厄介で、こちらの状況関係なく、差し込んできます。どうでもいい内容で、忙しい時間帯にあーだこーだと語る患者や患者家族。そこでも時間を奪われ、診察効率が悪くなります。

大きい病院に連絡するときは、忙しい午前中の時間帯や休み明けの週初めの連絡は避けて欲しいと思います。それに、問い合わせるその内容は本当に病院に問い合わせるべきものなのかをよく吟味してほしいと感じます。

日本人はやってもらうことが当たり前、丁寧に対応されることが当たり前と思っている方が本当に多いと思います。すべて受け身なんですよね。そのせいか平気で理不尽なことを言ったり、行ったりしています。そんな状況でも我慢してストレスを溜めながらも丁寧に対応する医療スタッフ。そういう立場の人間のことを考えたことがありますか?私たちは、あなたたちの奴隷ではありません。

低賃金・ストレス過多の医療界、介護界は人手不足と言われていますが、働く人がいなくなれば、質の高いサービスなんて受けられません。今受けられるサービスは当たり前ではありません!働く環境がストレスフルになれば、これらの業界に従事したいという人は減っていくことでしょう。医療も介護も需要量に対して、供給量がそれに追いつかなくなると言われていますが、医療、介護共に雑なサービス、横柄な接遇になる未来はそんなに遠くないと予想しています。

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