通院終了・・・私は生きている

生き方

退院してからもしばらく体調が良くなく、お腹の痛みもあったりして、寝たり起きたりのゴロゴロした生活を送っていました。ここ最近、やっと体が元に戻りつつあり、食事も通常モードになってきました。家事をして体を動かす分には何の問題もないところまで回復しましたが、運動はまだ腹筋が痛むため難しく、徐々にゆっくりならしていこうかと思っています。2回の通院も終わり、一旦終診になりました。

2回目の通院時、診察中に先生のピッチが鳴りました。

「先生、救急車から電話です。」と横にいた看護師が先生に電話を手渡しました。救命医の先生が主治医ですからそういうこともあるでしょう。話は長くなってしまったため、私は一旦待合室で先生の電話が終わるまで待つことになりました。

「私の時もこんな感じだったのかな・・・」と先生の電話が終わるまで漠然と考えていました。


電話が終わり、途中だった診察が始まりましたが、終診が決まったため、最後に先生へ丁寧にお礼と挨拶をしました。命を助けてくださった先生には本当に感謝しかありません。患者に寄り添った対応ができる思いやりのある、穏やかなとてもいい先生でした。尊敬に値する先生だと感じました。

会計が速やかに終わり、病院の出口を出ると、救急車が見えました。赤いランプがくるくる回っていました。

”さっき、先生が電話で話していた、搬送された患者さんが乗っていた救急車だ。”

そう思いました。

「私もこんな感じで搬送されたんだ・・・」

自分が搬送された時は、痛みで朦朧としていたため、あまり運ばれた意識がありませんでしたが、落ち着いて冷静に客観的に考えらえるようになった今、改めて患者を病院に搬送する救急車を見て、

「こうやって私は命が助かったんだなぁ・・・」と自分が生きていることを再度実感しました。

せっかく、生かされた命、何か人のためになることをしたいなぁ。
相手の状況や言葉に耳を傾けて、思いやり
気持ちを持って人と関わることができる先生、素敵だったなぁ。

そんな想いがぼんやり頭をかすめました。今後、アラフィフの無職のおばさんに一体、何ができるのでしょうか。なんとも言えない複雑な気持ちになりました。

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