恋愛か、結婚かによっても答えは違ってくるこの命題。
私が気になる男性Tさんとはずっと話す機会がないまま時が過ぎていきました。
ところがYさんがいない日、Tさんがいたので、すかさずTさんに話しかけることができました!
久しぶりにTさんと話せて気分は舞い上がっていました。
やった!今日はTさんDayだ~!
Tさんと二人きりで話をして、そこに他の人たちも集まってきて4人で楽しくしていたら、
そこになんと・・・Yさんが(多分仕事を終えてジムに遅れてやってきた)登場。
遠くからすかさず私を見つけ、ぺこりと頭を下げて近づいてきましたが、私たちから少し離れたベンチ席に座りました。私もぺこりと頭を下げました。
このまま近くにいるつもりなのかあ。
どっか私たちの見えないところに行って欲しいなあ。
Tさんとの時間、邪魔して欲しくないなあ。
私はこんなことを思いました。
私とTさん、他2名の4人で楽しく会話して、それはそれは楽しい時間になりました。
心から笑えました。
何より私は思い切って大胆な行動にでました。
Tさんのトレーニング姿はとても綺麗なので、「参考にしたいので動画で撮らせてください」とTさんにお願いし、彼の姿を動画に収めることに成功しました!
それはもう、嬉しくて・・・嬉しくて・・・
家に帰ってもTさんの姿が見れるのですから!
Tさんにトレーニングを指導してもらって、動画も手に入れて、その日はTさんとの距離を縮められたことで気分がウキウキでした。私はTさんの笑顔が大好きで、彼の笑顔を見てるだけで幸せな気分になります。あらためて、私はTさんが好きだな・・・・と思いました。
ところがTさんが帰ってから、Yさんが私に近づいてきました。
私たちのやり取りを途中までみていたYさんでしたが、一旦私たちから離れて遠くへ行っていたのですが、私が一人になったら近づいてきました。
最初は当たり障りのない会話でしたが、そのうち私がTさんに教えてもらっていたトレーニングの話になりました。
結局難しすぎて私にはそれはできなかったのですが、実はそのやり方は以前にYさんにも教えてもらっていたことがあったのです。Yさんは以前自分が私に説明したことを全部覚えていて、
あのやり方は肩を痛めるかもしれないから、おススメしないって言いましたよね?
と強めに言ってきました。
結局、Yさんは私がTさんに教えてもらっていたことを全部みていたんです。
方法は3つあって、そのひとつにあのやり方を説明して、でもあれは肩を痛めやすから他の2つの方法のやり方をおススメしたのに・・・
正直に言って、私は以前Yさんに教えてもらっていたことをあまり覚えていませんでした(笑)そうだったかな・・・と思いつつ、私はその時、多分ちょっと困った顔をしていたのだと思います。
はぁー。そうですねー。
それに気づいたのかYさんは、ちょっと言いにくそうに下を向いてぼそっと言いました。
でも、今日はあのやり方ができなくてよかったと思います。
うん・・・言い方は悪いけど、今日はできなくてよかったと思います。
その一言で、Yさんの好意に気づいてしまいました。
「今日はできなくて良かった。」
この言葉には二つの意味があると思いました。
①そのやり方が出来てしまった場合、今後も私はそのやり方をし、その場合肩を痛めてしまう可能性がある。→そのやり方ができなかったことでそのやり方を諦めて、しない。→今後もケガをすることなく私は元気でいられるという安心感。
②他の男性のアドバイスが不適切で、自分の方が君のことを思ったアドバイスをしているんだというアピールと優越感
この人も不器用な人なんだな・・・こういうやり方でしか好意を伝えられないのだなあと思いました。そしてYさんはずっと私を見ていたんだなあと気づきました。
私のやり方や身体能力をきちんと観察して、私がケガをしないように見守ってくれていたのだと確信しました。だから他の男性のアドバイスは、彼にとっては不快でしかなく、せっかく彼女を自分が守っているのに、邪魔するな!ってことのあらわれだったのでしょう。
そうじゃなければ、私が何が出来て何ができないのか、自分がアドバイスをするときにどのように説明をしたかなんてことを、全部覚えているわけがありません。Yさんは私と利害関係のある私のパーソナルトレーナーではありませんから。
私が困ったときに声をかけてくれて、困っていなくとも気にかけてくれて、背の低い私が届かない器具に乗りたそうにしているときは、さっと進んで自らの体を台にして「僕にのって。靴のままでいいよ。」って言ってくるような人です。(踏まれることが趣味なら別かもしれませんが・・・笑)
ちょっとYさんが怖くて距離を置きたいと思っていましたが、急にYさんに情が湧いてきました。
人間って不思議ですね。
一通り話が終わったら、Yさんがケガをしていることに気づきました。腕から血を流していて、絆創膏を貼っているのですが、血がそこからにじみ出てきていました。
「ケガ!したんですか?大丈夫ですか?」
「大丈夫です。ちょっとぶつけてしまって・・・」
「私、絆創膏、持ってますから、今持ってきますね。」
ウェットティッシュで絆創膏周りの血を拭いて、その上に新しく絆創膏を貼ってあげました。ちょっと照れくさそうにしているYさん。
「大丈夫です。こんなの大したケガじゃないです。子供の頃から野山を駆けずり回ってケガが多かったので。」
と大丈夫アピールをするYさん。
Tさんとの距離が縮まって喜んでいた私ですが、こうしてその日はYさんとの距離も縮まったのです。男女はこうして二人だけの小さいやりとりを積み重ねて、互いに意識したりして、関係を深めていくのかな・・・と思いました。
笑顔を見ているだけで幸せと感じる、「人を愛すること」、
知らない間に見守られて、「人に愛されること」、
どちらが幸せなのでしょうか?
私はYさんを誤解していたようです。Yさんの不器用な好意に気づいて彼を意識しはじめた私です。
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