断捨離をして大きく変わった生活

生き方

9月上旬に息子の大学院の合格発表があってから息子の新居探しを始め、そして9月の中旬には私は仕事を辞めました。4年間派遣社員として勤めた病院を辞めました。何度も何度も上司たちからは引き止められ、「生活が落ち着いたら戻ってきて・・・」とも言われましたが(笑)、最終日は滞りなく「さようなら」と辞めることができました。

仕事を辞めてからすぐに東京に行き、息子と不動産屋さんを回る毎日を過ごし、東京の新居を決めてから、息子の引っ越しの準備をし、その間、私とパートナーの新居の手続きや準備をしながら、息子の旅たちを見送りました。

その後、すぐにパートナーのEさんの家族がイギリスから来日し、紹介してもらいました。それも滞りなく終えて、息子の入学式のためにまた東京へ。

入学式を終えてからは、今度は自分の引っ越しの準備をし、今まで住んでいた部屋を引き払い、新居での生活が始まりました。

私は仕事も辞めていたため、健康保険や失業手当の手続きも並行して進めていました。ただでさえ忙しいのに派遣会社のミスでこれらの手続きを進められず、派遣会社と何度もやり取りするはめになり、さらに忙しさは増しました。

前の部屋の退去立ち合いなのですが、私の部屋はスムーズに終えることができたにも関わらず、パートナーのEさんの退去立ち合いはもめることになり、このやり取りも時間がかかり、さらに忙しくなりました。(このことはまた別の記事として書いていきます)9月から11月までの2か月間は怒涛の忙しさであり、人生が大きく変わった2か月間でした。

今まで23年間一緒に住んでいた息子と別れたのと入れ替わるようにして、パートナーとの同棲が始まりました。その間、一人暮らし生活がありましたが、ほんの10日間程でしたでしょうか。誰かと一緒に住む生活は変わらないのですが、住む相手が変わったことはなんだか変な感じがします。

息子が一人立ちした後の老後は、小さな賃貸ボロアパートでの一人暮らしを覚悟していました。それなのにパートナーができ、二人暮らしをすることになり、しかも戸建ての新しい綺麗な家に住まわせてもらっています。なんだか自分でも信じられません。

でも一番信じられなかったのは、息子のようです。

「まさかお母さんにパートナーができて、新築の綺麗な家で暮らすことになるなんて・・・」と。

「Eさんはとても繊細な人だから、優しくしてあげて。お母さんがEさんに見限られて家から追い出されたら、身一つでやり直すことになるんだよ。」と遺言のようなことも言って、息子は去っていきました。

本当にそうなんですよね。

今の私には何もありません。家財道具はほぼ処分してしまいました。身の回りのものだけを新居に持ち込みました。今まで使っていた家財道具は、前の結婚当初のものばかりでボロボロでした。これを機に全て処分しました。(処分代は数万円かかりました。実家仕舞いが大変ということを聞いたことがありますが、こういうことなんでしょうね。)前の結婚には何の未練もないのですが、息子との生活でずっと使ってきたものを処分したわけですから、息子との思い出を処分したような気持になり、捨てる度になんだか悲しくなり、少し涙が出ました。これが断捨離ですね。古いものを捨て、空っぽになったら、そこには新しいものが入ります。古いものを捨てなければ、新しいものは入りません。

私は息子との生活を断捨離し、Eさんとの新しい生活が入るようにしたわけです。

今は息子の代わりにいつもEさんがいます。一緒にご飯を食べて、一緒に寝て、一緒にお出掛けをしています。まだ新しい家の生活には慣れません。Eさんとお付き合いをして、2年と少し経ちますが、生活してみると、あらためてEさんの気づくこともあり、少しずつペースをつかんでいっている感じです。

Eさんと過ごす3回目の私の誕生日に、バースデープレゼントとして指輪をもらいました。この指輪は左の薬指にはめました。一緒に住んで、指輪もはめて、新婚気分です。一緒に住む相手や家が変わったことはまだ慣れませんが、今のところ楽しいですし、幸せです。

あとは、仕事探しをするだけです。

こんなに生活が大きく変わるなんて・・・

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