ある哲学書を読んでいると、数学の知識が必要な個所がでてきました。分からなかった私は、パートナーのEさんに質問し教えてもらっていると、その箇所を面白くわかりやすく説明しているYou Tube動画(Eさんはイギリス人なので英語の動画です)をEさんが紹介してくれました。
3Blue 1Brownという数学関連を紹介しているYou Tubeです。とにかく精巧にできていて、わかりやすい。またこういう動画をみて勉強していると、数学がいかに美しい学問であるかということが認識できて、本当に素晴らしいと思いました。
この動画をみて感動した私ですが、なんと調べてみるとこの動画の日本語バージョンもあることがわかりました。東京大学の学生有志団体が翻訳・再編集し公式ライセンスのもと公開し運営しているYou Tubeです。(さすが、東大生・・・)
この動画のテーマは「四元数」です。ウィリアム・ローワン・ハミルトンというアイルランドの数学者が発見しました。ハミルトンは散歩中に、ブルーム橋のさしかかったところでこの四元数の概念に到達したということで、この橋に数式を刻んだらしく、それは今は石碑として残っているという・・・
なんとも天才らしい!(笑)
そしてこの四元数という概念は、今や3DのCGプログラミング、航空宇宙工学やロボット工学に使われています。(Eさんはプログラマーかつ数学が大得意なのでこの辺の知識は強い。)
四元数はもっと簡単に言うと、高校数学で習う複素数を広げたものです。ということで、私は複素数(数Ⅱ)を勉強し直し、複素数平面(※学習指導要領の関係で2022年から数Ⅲから数Cになっているそうです)を勉強しています。久しぶりに「虚数」などどいう言葉を聞きました(笑)
私の世代は高校で複素数平面は勉強しませんでした。とても新鮮な気持ちで勉強していますが、改めて大人になって勉強してみると、
数学ってこんなに美しい世界なのか・・・
とため息がでます。学生の頃、もっと真剣に勉強しておけばよかったなあ・・・
そしてこのような数学的知識、概念は人生観、哲学的思考にも直結すると今ならわかります。
いくつになっても勉強は楽しい!
※注:四元数は大学数学です。