小学算数でつまづかないために

教育

昨日、小学校PTA主催の保護者向け「家庭学習のための算数教室」が行われた。
子どもは一人で、専業主婦の私は時間がたっぷりあるので、
何かと学校の行事に足を運んでいるのだが、これにも迷わず参加した。

PTA会長は教育にとても熱心な方のようだ。
PTA会で先生が話された内容がとてもよかったということで、
是非その内容を保護者の皆さんにも聞いてほしいと
今回の算数教室が行われることになったそうだ。

内容は高学年向け・・・という感じがしたが、
低学年の子を持つ私でも、「大きくなるとこんな勉強をするのね。」などと思いながら
どうやって難しくなっていく算数を教えていくべきなのか、
低学年は低学年なりの算数の下地作りの大切さを感じながらお話を聞くことができた。

いきなりだったが、
5年生と6年生の算数の問題を解くことになった。
高学年になると、つまづく子の多い分野からの出題だそうだ。
『割合』の問題。
割合は今まで習ってきた足し算、引き算、掛け算、割り算
をベースにした総合的な問題になるそうだ。
だからか、「難しい」と感じる子が多いらしい。
けれど割合は小学校6年間の算数の中で、一番重要な分野であり、
また中学の数学へ繋がる重要な基礎になるので、
「難しい」と感じる気持ちを取り除き、
理解できるようにしてあげる必要があるとのことだった。

<5年生の問題>
船には84人乗っていました。
これは定員の70%です。
船の定員は何人ですか。

<6年生の問題>
アリスさんは、家から集合場所の学校まで行くのに、
歩けば20分、走れば8分かかります。
はじめ15分歩き、そのあと走って学校まで行きました。
走った時間は何分だったでしょう。

どうです?解けましたか?

<5年生の問題>の解答
割合の求め方
 くらべられる量÷もとにする量=割合
 もとにする量×割合=くらべられる量
 くらべられる量÷割合=もとにする量

今回はもとにする量を求めるので
84÷0.7(70%)=120    120人と出てくる

<6年生の問題>の解答
まず距離を1と定める。
1分当たりいくら進むのかと考えると、
歩いた場合1÷20(分)=1/20
走った場合1÷8(分)=1/8
これが実は分速に当たる。

そしてはじめ15分歩いたのだから
(分速)1/20×15(分)=3/4
歩いただけで全体の3/4まで進んでいることになり、
1-3/4=1/4
残り1/4の距離を分速1/8で進むので
1/4÷1/8=2

つまり答えは2分

小学生の問題でもやり慣れていないと、
一瞬「うん?」と考え込んでしまわないだろうか?
「え?私だけ・・・・?笑」

いきなり高学年の問題を見ると、「結構難しいじゃん!」とびっくりしちゃうけど、
小学校の算数は急に難しくなるわけではなく、
全て今まで、つまり1年生からのつながりの上に成り立っている。
だからからこそ、低学年のうちから
「簡単だから放っておいてもできるだろう・・・」と思わないで
しっかり親が家庭で見守ってあげたり、
手伝ってあげる家庭学習が大切だということだった。

小学校の算数というもは突然数式が出てきて、机上で解くものではなく、
生活の上にあり、実生活でも普通に使われていることばかりなのだそうだ。
これは小学校の先生からよく聞く話だ。

例えばクッキーを買ってきました。
「人数分に分けて」と言えば、そこで割り算の基礎が出来上がる。

「家族みんなのお皿を持ってきて。」と頼み、
家族4人分のお皿を二つの手で持ってきた。
2枚と2枚。
4という数の塊は2と2なんだと分かる。
これは1年の算数で学ぶ、数の分解の基礎。
もしくは同じ数の塊、2が二つ、ということで掛け算の基礎にもなる。

小学校の算数はこんな生活体験の積み重ねでもあるので
「具体物を通して体験させてあげると、より分かりやすくなる。」
と先生はおっしゃっていた。
学校では先生が授業でみる生徒数が多いので、
十分な体験をさせてあげることができないそうだ。
その分を家庭で、親の私たちに体験を積ませてあげて欲しいということだった。

そして、数の世界は「美しい」「綺麗」ということを教えて欲しいということ。
高学年になると倍数を習う。
この勉強のとき、『パスカルの三角形』というものを使っているということだった。
パスカルの三角形で2の倍数だけ、3の倍数だけと
その決めた数の倍数だけ色を塗っていくと、綺麗な模様が浮かび上がってくる。
つまり数の世界は整然としていて、とても綺麗であり、
中学に上がり、中学数学で一定の方式によって
答えが導かれることを経験することにより、
その感覚がより鮮明にわかってくるらしいのだ。
すーと答えが導き出される快感に近いものなのかしら・・・?とも思うんだけど、
そういう数の世界の楽しさ、美しさを是非教えてあげてください、
というのが先生の最後のお言葉だった。

小学算数につまづかないために家庭学習で大切な事
①小学算数は1年生からの学習のつながりの上に成り立つので、
低学年のときから、しっかりと家庭で見守ってあげること。

②具体物で示したり、家庭での生活体験を重ねさせてあげること。
③数の世界は「美しい」「楽しい」と感じてもらうように教えてあげること。

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