仕事のこと

仕事・社会情勢

現在、私は無職の失業保険受給中の身です。失業して半年が経とうとしています。前職は病院での事務スタッフでした。


このブログでは、病院に勤務していた時の同僚の愚痴、病院への不満、派遣社員としての待遇の悪さなどを綴ることもありましたが、もう終わったこと、どうでもいいことなので、それらの記事は削除することにしました!
ま、皆さんも興味ないでしょうし・・・笑

ということで、ちょっと今までの私の経歴について整理してみたいと思います。

私は氷河期世代ど真ん中のアラフィフのふつうのおばです!


大学を卒業して、金融系の営業マンをしていました。その後、結婚し息子を妊娠するまでは金融系の事務職もし、出産後はしばらく専業主婦をしていました。

そろそろ社会復帰しようと、

いくつかの業界の事務職(契約社員・正社員)を経て、ホテル業界に紹介予定派遣(入社してすぐにコロナ解雇に)→病院事務スタッフ(派遣社員)→退職し現在無職

という流れです。

正社員で働いていた時期もちゃんとありますが、スキル、経験は細切れです。


私達の世代は、女子は高卒、短大までが普通の時代でした。私が四大に行きたいと言ったときは、周囲から反対され、「婚期が遅くなる」、「女性には学は必要ない」と言われていました。結婚はクリスマスケーキ(25日になるとクリスマスケーキが安く叩かれることから、結婚も24歳までにしないさいという意味)と言われ、20代前半で結婚する友達もたくさんいました。

そして結婚したら寿退社は当たり前で、上司に「仕事を続けたい」というと、「前例がない」と言われてしまいました。
今思えばすごい時代です。

出産すれば、子供が小さい間は専業主婦は当たり前でしたし、子供が少し大きくなると、少しずつ社会復帰し、たいていは近所の小売りや飲食店のパートからスタートという感じで、パート代は家計の足し、子供の塾代になり、扶養の範囲内で働くのが王道というそんな時代でした。

今でも私の周囲は、結婚している人はパートで扶養の範囲内で働く人が多いですし、離別・死別などでシングルマザーになった方は、中小企業で頑張って正社員かパートを掛け持ちで働くという人が多い印象です。大卒・院卒の友達の中でも、念願叶ってやりたい仕事に就き、辞めたくないという人は夫婦共働きでちゃんと家庭と両立して頑張っている人はいますが、東大・京大卒のような優秀な方であっても、長時間労働や激務の仕事と家庭を両立することは難しいと、仕事を辞めて家庭と両立できる簡単なパートに納まっている人も珍しくありません。とても残念ですが、私たちの時代はそのような時代であり、女性が家庭と仕事とを両立して働くことが難しい時代でした。

私もご多分に漏れず、そんな感じの人生でしたが、離婚することになり、扶養内でパートで働くという選択肢はなくなり、突然大黒柱になってしまいました。

一旦社会から離れてレールから降りてしまうと、日本の社会は復帰が難しく、私も最初は苦労しました。子供が小さいと、「何かあったときの預かり先はどうするのか?」と企業側がシングルマザーを快く思わない傾向があり、正社員に登用してもらうことはとても難しかったです。今でこそ、時短勤務や子供がいても働きやすい労働環境や周囲の理解が増えてきて変化してきましたが、当時は正社員の仕事=長時間労働に耐えられること、責任ある仕事という図式で、一人で子育てする身としては、誰でもできる責任の負担が少ない仕事で、残業がなく、長時間労働のない仕事を選ぶほか選択肢はありませんでした。そのため、目の前にある仕事をただ黙々とこなすだけで、キャリアアップはかないませんでした。それでも少しずつステップアップし、正社員の席をゲットするも、失われた30年と言われた社会の中での転職ですので、どこへ行ってもブラック企業にばかり当たり、正社員と言えど、奴隷のような・・・離職率の高いところばかりで、最終的には心身の不調が出て、辞めることになってしまいました。

そのため、私はスキル、経験が細切れなのです。

本当、これが氷河期世代の真実なのだと思います。
努力しても報われない。
スキルや経験が積み上げられない。
低賃金、低待遇の企業とばかり縁組をしてしまう負のループから抜けられない。

そして、コロナという全く予想のつかない事態になり、世界が変わってしまいました。

私は非正雇用という沼にはまってしまい、底辺の底にいます。
この年齢で、雇われるということは、多分、また非正規雇用で底辺の仕事しかないと思います。

完全に沼ってしまいました。

人手不足業界でしか、私の需要はないんでしょうかね・・・

日本は産業構造を変えていかないと、未来はないと感じます。

高齢のじいさんばかりが、日本を牛耳っているこの社会。
新しい創造、改革が欲しい。若者が住みやすい社会に方向転換して欲しいと、そう願います。


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