仕事がスタートしましたが、なんと!7か月ぶりの仕事だということに気づきました。
仕事を辞めてすぐは、3人分の引っ越しであたふたした2か月でしたが、つまり、その後私は5か月間は休んでいたことになります。
しかし私には休息は必要だったと思います。息子の巣立ち、シングルマザーライフの卒業、新しく始まったパートナーとの生活、自分の老後準備ために考える時間、心の中でこれらのことを整理する時間が必要でした。
ひたすら前進で走り続けてきたシングルマザー生活でしたから。
新しい職場で新しい人に会って、仕事をすることがとても新鮮でした。ランチ休憩に外に出てお弁当を買いに行ったときに、空を見上げました。澄んだきれいな青空で、爽やかなそよ風が吹いてきました。
別の人生を、新しい生活を送っているなあとしみじみ感じました。
病院という職場で4年間頑張ってきましたが、頑張りも虚しく、直接雇用になることもできず、最後の半年はただただイライラし、早く辞めたいと思いながら、悶々と過ごしてきた日々が噓のように感じました。
人間は一歩踏み出そうと思えば踏み出せるんだなあと、そう思います。
私は離婚を経験し、仕事は転職回数が多いです。だからこそ言えるのですが、
「だめだ、こりゃ」
と思ったら、人はそこから逃げていいんです。新しくやり直しは何度でもできます。
うだつの上がらない夫に縛られて、すがって生きていく必要もないですし、奴隷扱いをされ、自分の心がすり減るほどまで職場に居続ける必要はありません。
今、こういったことに悩んでいる方がいたら、思い切って一歩を踏み出してみてください。
さて、新しい職場ですが、私は短期の派遣社員のため、あくまでもお手伝いさん的な役割です。指示されたことをただするという感じです。ここ6年ほどは人と接する仕事をしていたため、オフィスワークは久しぶりです。オフィスワーク、いいですね、落ち着いていて。客や患者に振り回されることがなく、自分のペースで静かに落ち着いて働けます。
職場環境も働いている人もいいのですが、仕事内容に驚いてしまいました。
アナログ過ぎて!
日本はいつまでこんなアナログなオフィスワークをするんだろうなあと思いました。そこは中小企業でもないのに、6年前、私が働いていた中小企業と同じようなアナログな仕事の仕方をしていました。たくさんのペーパーワーク!
最近、私はプログラミングを勉強しているので、見えちゃいました。
これらの仕事、AIができるよと。コードかけるよね?と。
日本がいつまでも賃金が上がらないのは、こういうことなんだろうなあと思いました。生産性が低い。いつまでもDX化しない。できないんじゃないんです。残念ながらする気がないんです。
20年程前のテクノロジーでできるアナログなペーパー仕事をいまだに人がやっているのは、テクノロジーより、人件費の方が安く大量に投入できるためなのです。そりゃそうです。たった1000円程の時給でやってくれる人がたくさんいるんですから。
これから生産年齢人口がもっと減少していったなら、これらの仕事は間違いなくAIに代替されるはずです。しかしその前に、急速なAIの発達によってこのような事務系のオフィスワークはなくなっていくように推測されますが、パートナーのEさんが言うには、「それができる国なら、もうとっくにやっているよ。何十年たってもDX化ができない国が日本。まだまだ日本はDX化が進まず、ペーパーワークも残り続けると思うよ。」と言われてしまいました。
なんと恥ずかしい。これが賃金が上がらず、失われた30年を作り続けている要因の一つでもあるのでしょう。