パートナーのEさんは果物が好きですが、
「日本は果物が高い・・・」と愚痴っています。
思い出すと、ヨーロッパ出身の元同僚たちも口々にそう言っていました。
向こうでは果物は安くて気軽に食べられるものだということで、日本の果物は見た目も良く味も良いかもしれないけれど、高価で贈答品のようなそんな感じを受けるそうです。
食卓に果物が気軽に並ばないことを残念がるEさん。
同棲前はデートに果物狩りをチョイスして喜ばせてあげていたのですが、その時のことを思い出してか、
「私は果樹園を買いたいです。」とEさんが言いだしました。
小規模果樹園の初期費用などをざっと調べたところ2000万円ほど・・・
「それだけ?安いね。家より安いね。」
おっと!そうきましたか・・・
Eさん:「夏は暑いしね。どこか涼しいところに別荘欲しいね。」
私:「日本にまた家を買うの?外国にしたら?」
Eさん:「日本は土地が安いから。」
Eさんとお金の会話をするといつも私は複雑な気持ちになります。
日本は外国人にどんどん土地や建物を買われてしまいますよ!
年収が上がらず、経済が停滞している日本。「安いね、安いね」とたくさんの外国人が来日するインバウンド大国になり、外資系企業が安い日本人労働力を買い、そのうち日本は外国の植民地になるんじゃないかと、Eさんとの会話からはいつも不安を覚え、日本人として複雑な感情を頂いてしまいます。
もはや外国人の目からは、日本は途上国。
中にいる日本人はそれに気付いていない。ゆっくりとぬるま湯で茹でられるゆで蛙のように、茹でられて死に至ることが想像できない。
能力のある若い頭脳は、国力を上げることのない医療職(医学科)に全振りする日本。経済を大きく動かし、生産性高い外貨も稼ぐ職に若者がシフトしていくような構造にしていき、また日本からユニコーン企業がどんどん排出されるようにしなければ、日本はどんどん沈没していきます。
「だから世界に目を向けて、視野を広く持って、日本だけを見ていたらダメだよ・・・」
私は昔から息子には内向きにならずに世界で通用する人物になるよう言い続けてきましたが、最近になってようやく息子が私の言っていることに耳を傾けるようになってきました。(そう、昔から私は息子を国内の大学ではなく、海外の大学へ入れたかったのです。大学院の進学の際も東大ではなく、海外大を押していました。息子が子供の頃はニューヨーク大学アブダビ校やミネルバ大学を勧めていて、アラビア語も勉強させていました。)
どうやら講演会で、ある経営者が私と同じことを言っていたらしいのです。(同じことを言っていても母の話はスルーで、ある経営者の話は信じるんかい!誰が言うかが大事なのだと痛感させられました。)
ある経営者というのはDeNAの会長である南場智子氏です。
「沈みかけのタイタニックで特等席を狙うな」という表現をされています。さすが、分かりやすい表現で例えてくださいますね。
それを聞いてから南場氏の著書を読ませていただきました。とても面白かったです。ぜひ読んでみてください。
話はそれましたが、パートナーのEさんは日本での果樹園と別荘購入を目論んで、鼻歌を歌いながら機嫌よく仕事にまい進しています。
「フルーツの育て方、勉強しておいてね・・・」って、
それ、私がやるんかい!
本当に買うのかどうかわからないですけどね・・・