私の誕生日 2023

生き方

昨年はEさんと初めて過ごす私の誕生日でした。
カルチャーの違いから初めての喧嘩をし、そして解決した後はより一層仲良くなった私達でした。後日談ですが、この一件があってからEさんは「マイナスなことも私たちは話し合って解決できる。私たちはこれからも一緒にやっていける。なかみちは私の恋人だ!」と強く確信したのだそうです。

私はあまりそういうことは感じていなかったのですが、今年は文化の違いからのすれ違いは避けたかったのと、昨年色々あって「今年の誕生日はちゃんとしないといけない!」とEさんは不安に思っているように感じていたので、少しでもEさんの負担を軽くしたいと思い、昨年の経験を活かして、私は前もって何をしたいのかを伝えていました。

一般的に女性は自身の誕生日に男性へサプライズやプレゼントの期待をします。でもそれも若いうちだけのことなのではないかと思っています。

それは私はEさんと付き合いだしてそう思うようになりました。何をして欲しいのか何が欲しいのか、コミュニケーションをとり、お互いが分かり合えるように、素直に過ごすことが大切に思います。

事前に誕生日にやりたいことを伝えてはいたのですが、結局私が疲れすぎていて、どこにも外出できず、ずっと部屋でゴロゴロして過ごした誕生日となってしまいましたが、Eさんが私のためにイギリス料理をたくさん作ってくれ、バースデータルトも焼いてくれました。欲しいものは特には伝えていなかったのですが、プレゼントも用意してくれていました。

私はスコーンが好きなのですが、「日本には美味しいスコーンがないよねー」と話していたら、彼はイギリスに帰省していた際にお母さん(Eさんのお母さんは調理学校を卒業し、給食センター等で調理の仕事をしていました)からスコーンの作り方を習ってきており、今度作ってくれるとのこと。そしてスコーンのレシピ本をくれました。「一緒に作ろう!」と。

とても素敵な本でした。

英国にある全国のナショナル・トラストのそばには必ずおいしいスコーンとティーを提供するお店があり、その中の50店のスコーンレシピが紹介されている本だそうです。スコーンのレシピと共にナショナル・トラストについての歴史と説明が記載されており、面白いと思いました。Eさんと少しずつ、このレシピ本でスコーンを作ってみたいと思いました。Eさんはケーキやビスケットなどbakingが得意なので、きっとたくさん作ってくれそうです。

こんな風に私が好きなことを覚えてくれていて、形にしてくれようとするEさんをとても素敵だと思いました。イギリスのお土産でキーリングももらったのですが、以前からキーリングが欲しいと私が言っていて、鳥取旅行でペアで買おうと言っていたのですが、いいものがなくて断念していました。それを覚えてくれていて、イギリスでペアのキーリングを購入してくれていました。(空港で買ったらしいのですが、いかにもイギリスっぽいお土産って感じのキーリングです)

プレゼントって高価なものじゃなくていいんです。

「ちょっと欲しいなあ」、「こんなものが好きだなあ・・・」って、そういうことを覚えてくれていて、さっとそれを形にしてくれることが大事だと思うんです。その人を常に観察して、気遣ってくれないとわからないようなことをしてくれることが、何より嬉しいと私は感じます。それがどんなに小さなことでも。

昔のことを持ち出して少し気分が悪いのですが、元夫は私が欲しいものは一切くれない人でしたし、して欲しいこともしてくれない人でした。ネックレスとかバッグとかを誕生日や結婚記念日にくれたりしましたが、いつも私にとっては興味がないものばかり。女性はそういうものが好きでそういうものを与えていればいいと思っていたのでしょう。でも私は貴金属もバッグにも興味がありませんでしたし、ブランドものにも興味がありません。何ももらえないよりいいんじゃないか!と母に言われましたし、その通りなんですが、毎回私が興味のない物ばかりを贈ってくるので、「この人は私に興味が無いんじゃないのか」、そして「私のことを知ろうともしていない」と思うようになりました。

高価なものを贈ることで、「こんな高価なものを妻に贈れる自分はすごい、男らしい」と元夫は自分に酔っていたようにも感じます。相手の感情は考慮しない、自分勝手さが感じられます。

そういう意味ではEさんはお金があるので、高価なものをプレゼントをしようと思えばできるはずなのですが、私が貴金属などに興味がないことを知っていて、あえてそういうものは選ばず、本当に私が欲しいものや興味があるものをプレゼントしてくれたように思います。そこには自分への承認欲ではなく、相手を軸にした思いやりがあると思いました。

Eさんは女性慣れしていませんし、性格的にもサプライズとかロマンティックなことはできない性質だと思います。それでも私は構わないと思っています。

Eさんは常に私を観察していて、私が嫌なことをしないように、逆にして欲しいことをしてくれたり、生活の中での小さな貯金が出来る人です。女性が男性に本当に求めていることってそういうことのように思います。

誕生日はずっと部屋でゴロゴロ過ごしていた私達でしたが、夕方になると、さすがに何もせずに過ごす誕生日にEさんは、「何もしてあげていない感じがして気持ちが悪い」と言い出しました。(笑)

じゃ、ディナーを食べに行こうということで、夜は外食をしました。
ちょっと変わったものを提供してくれる日本食居酒屋で食べたのですが、珍味がでてきて、私以上にEさんが喜んでいました。(笑)

アーモンドタルトケーキ

アーモンドエッセンスを入れたアーモンド風味のタルトケーキです。イギリスらしいティーに合うシンプルなタルトケーキです。アーモンドスライスをのせ、粉糖をかけて焼くのもいいらしいのですが、Eさんは腎臓病があり、アーモンドは腎臓によくないということでアーモンドスライスはのせませんでした。

ラズベリージャムです。

オーブンで焼いています。

ふわふわで美味しいケーキでした。

Branston Pickleサンドイッチ

Branston Pickleを知ってますか?これは私がEさんにイギリス土産としてリクエストしたものです。私はその国の調味料にとても興味があります。海外旅行に行くと必ずスーパーに行き、調味料を購入します。イギリスの調味料もすごく興味があり、今回いくつか買ってきてもらいました。その中の一つがこのBranston Pickleです。モルトビネガーを使っているので黒いです(笑)

これ、ミツカンが作ってるんですよ。びっくりです!
モルトビネガーの会社をミツカンが買収したようです。

ピクルスなので、モルトビネガーで漬け込んだ角切りの野菜がチューブに入っています。サンドイッチに入れて食べるのが一般的なようで、濃い味と香りのチーズときゅうり、スプリングオニオンを挟むそうです。

パンはバケットがいいそうです。
スプリングオニオンは日本にはないので、長ネギで代用しました。

きゅうりとの相性が抜群で私はすごく好きでした。味噌きゅうのような、なんとも言えない美味しい味でした!

私のペースでゆっくり過ごさせてくれ、ゆっくり過ごしたい私のために料理をしてくれたEさんに感謝します。いつも私を見ていてくれているEさんだからこそ出来た最高のプレゼントでした。心に残る素敵な誕生日でした。でも一緒にいてくれる、それだけで幸せです。

昨年の誕生日についてはこちらから。

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