親子で起業セミナーに参加してみた

生き方

私は第二の人生をどう生きるか考えていましたが、今の日本の転職市場では自分に価値がないという現実は変えられないので、自分で新たに仕事を作ることにしました。

そんな話をしていたら、息子も興味があり、自分も何かやってみたいという気があったようです。息子の同級生では高校卒業と同時に学生起業をし、順調に伸ばしている人もいるので感化されているのかもしれません。そしてやはり今の日本の現状では、一つの会社に入って長く勤めあげるという感覚はなく、ある程度知識やスキルを身に付け、社会勉強をしたあとは、自分で生み出す側に回らないと奴隷人生になっていくことを肌感覚で感じているようです。多分、意識の高い、ある一定層の若者であれば、起業し海外に移住するということを真剣に考えているように思います。

息子が起業セミナーを探し出してきて、試しに受講してみるということだったので、私も一緒に出席させてもらいました。それはオンラインセミナーで無料のものでした。Liveではなくオンデマンドでしたので、パソコンを目の前に、講義の内容を二人で聞きながらメモをとったり、感想を述べたり、アイディアを出し合ったりしてあっという間の2時間でした。

ただこのオンラインセミナーが突っ込みどころ満載で、障りの部分は参考になることもあったのですが、内容が稚拙で雑と言うか…笑

息子は理系ですので、売り上げのグラフであったり、示される表などの杜撰さに辟易していて「説得力がない!」と言い出し(座標軸に単位がないとか・・・)

成り上がり文系庶民が熱量で語るだけの起業セミナー

と軽くディスっていました。(笑)

「儲けました。」「儲けました。」ばかりで、確かに説得力がなかったんですよね。
数値できちんと表し、分析し、方法論を語って欲しかったです。

って・・・・


20歳の学生ごときにも突っ込まれる起業セミナーって・・・
おいおい・・・おっさん達、頼みますって感じでした。

でも、親子で色々語り合って、アイディアを出し合ったりするきっかけにはなりました。
息子は自分が勉強している化学とどのような社会テーマで何を掛け合わせて起業したらよいかとか、これから大学でどのような方向性で勉強しようか等々話していました。

例えば高分子化学を専門とする息子ですので、脱炭素をテーマにして新素材の開発ができたらとか、酸素に次いで自然界に多く存在するケイ素は、日本に多く埋蔵しているため、資源の少ない日本を活性化させるためにそれを使って何か新たな産業を起こせないかなど(日本が半導体技術が優れているのはこのことも理由の一つだそうです)、アイディアは膨らんでいきました。

日本の大学は国からの補助金が減らされており、そのため大学は生き残りをかけて、産学連携という形で外部企業と連携をしたり、学生や研究者などとベンチャー企業を立ち上げ、収益を図ろうとしています。つまり、自分の研究を大学のバックアップの元に起業をすることもできるわけで、そういう方向性も視野に入れて将来設計することも理系学生ならありだと思うのです。

私自身も浮かぶアイディアを考え、とりあえずは形にしてやってみようと思います。
10個やってみて、一つあたるくらいの確立らしいです。何事も行動に起こしチャレンジしてみないと始まりませんからね。損してもよい少額からの起業から始めることにします。まずは副業的に。

実は一つ副業はやっているのですが、売り上げが芳しくなく集客を多くあげるまではいっていないので、コンスタントに収益化をさせることから始めたいと思います。

起業ってなんだかすごく大きなことで、お金がないと難しいとか、ハードルが高いように思いますが、自分の得意なことを形にすることから始めてみるとよいのではないのでしょうか?今の世の中はインターネットというツールがありますので、個人でいくらでもお金を稼ぐ方法を作ることができるように感じます。

大事ことは、受け身的に企業勤めで奴隷人生を送るマインドを捨てて、主体的に自分の人生を作り上げる、クリエイティブな生き方、資本家側に回る生き方に変えることだと思います。


日本の企業はどこまでも人件費を安くすることを考えています。安くすればするほど企業が儲かるからです。帰属して働くというマインドから抜け出せないと、企業側に一生安い値段をつけられ、買いたたかれる生き方から抜け出せません。言われるがままに支配され、言われたとおりの仕事を請け負う、つまりイメージで言うなら下請け企業的な生き方です。請け負って仕事をしているだけでは未来はありません。下請け企業だったところが、オリジナル製品を作り、自分たちで新たな市場を作り出して利益をあげ、生き返った企業があるように、私たち労働者もオリジナルで生きていくことを選択しなければいけません。


労働の対価としての自分の値段は自分で設定し、安く売らないことが必要なんだと思います。

「自分はこれだけのことができるので、その給料では働けません。もっと価値があります。」と自分を高く売らなくてはいけません。日本人は自分たちの価値を過小評価しているような気がします。いいものは高く売りましょう。日本の企業が労働者に相応の対価を支払わない体質なのであれば、自分でその価値を売れる場を作り、売っていく。それがフリーで働くことだったり、副業であったり、起業だったりするのだと思います。

最近はモノの値段が上がってきています。先日、ニュース番組で物価高における飲食店の対応についてのインタビューを見ました。あるファミレスの店長が、

「お客様のために値段は据え置きで、人件費などで調整していきます。」

と語っていました。

これだから飲食店はブラック企業のままなんだろうなあ・・・と日本企業の闇を見た気がしました。結局、日本企業のマインドは変わらず、いつまでたっても変わるつもりもないということなんですよね。

そう、あなたの価値はあなた自身で決めましょう!

そんなことを考えた一日となりました。

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