アラフィフ女性にとっての結婚とは

生き方

最近、結婚についてよく考えます。結婚の意味はそれぞれのライフステージにおいて異なってくると思うからです。


日本では子供を作り家庭を持つことと結婚(法律婚)はセットになっています。そういう意味では20代、30代前半においては「結婚=子供を作り家庭を持つこと」になるかと思うのですが30代後半以上になると、子供を作ることが難しくなる年齢ですので、結婚することの意味が変わってくるように思います。子作りの難しい30代後半以上女性を、あえて子供を作る目的での結婚相手として男性は選ばないわけですし、そうなると30代後半以上の女性が結婚する意味は何なのか?30代後半以上の女性と結婚したいと思う男性は何のために結婚するのか?と考えてしまいます。

一方、ヨーロッパ、カナダとかなどでは、事実婚(法律婚をせず同棲する)という選択肢もあり、必ずしも法律婚を選択しないカップルもいます。事実婚のまま子供を作って家庭生活を送っているカップルもおり、家庭を持つこと=結婚(法律婚)ではないというのも一般的です。事実婚でも社会的に制度が整っていることも大きいと思います。子供もいて、家も二人で購入しているけど、法律婚していない、そして法律婚にこだわっていないカップル、そんな状況は日本ではちょっと奇異に感じられますが、それがカルチャーの違いということなのでしょう。

そういう文化、社会背景を持った私のパートナー、そして日本的結婚観からいうと、結婚をしなくとも良い立場にあるアラフィフの私。

私にとっての結婚とは何なのか?を考えてしまいます。

年齢的に子供を作るわけでありませんし、家庭と言っても、私と彼の二人きり。私に息子はいますが、パートナーと息子が養子縁組しなければ、親子ではありません。ましてや息子はもう大人です。

彼の文化、社会から派生する結婚観としては、多分、私と法律婚する必要性はないはずです。二人が一緒にいられることが大切であり、それは法律婚をしなくとも可能だからです。

そして、私にとっても、法律婚にこだわる必要ないように感じます。

もし、私は法律婚という選択をとるとしたら、それは法律上の夫婦でないと困ることが起きたときではないかと思います。例えば、病気に関することの手続きや家の購入などでしょうか。もしくはパートナーに介護が必要になり、私が介護離職することがあれば経済的に困るためそのときは結婚するのかな?と思います。日本に住むことに関しては、パートナーのEさんは日本での永住権を既にもっており、ビザについて心配する必要がないため、そのために結婚することはありません。

イギリス人との英国での国際結婚は難しく、イギリスは配偶者であっても相手が外国人の場合は、英国の配偶者ビザの要件がとても厳しい国です。配偶者ビザではないほうが、二人で一緒にいられるのなら、法律婚を選ばないかもしれません。

これが日本人同士だった場合はどうなのか、もし今の私のパートナーが日本人なら結婚したかどうか・・・それも考えてみました。苗字を変えたくないので、結婚はしたくないというのが第一にありますが、互いに介護が必要になり、財産分与という意味で経済的に困窮するときは法律婚するかな?と思いました。

すごく現実的な話ですみません。ちょっと夢がなさすぎでしょうか?

私達が結婚する意味は、お互いを助け合いたいと思ったときに法律が必要な時、また互いに国籍が異なるので、一緒にいるために法律婚が必要な時でしょうか。

つくづく結婚って、夢のあるものではなくて、社会制度的要素が強く、種の保存や社会を守るために作られ、イメージ良く思い込まされている概念なのだと感じました。

そうはいっても、「二人の関係を社会的に認めてほしい」という意味で、たくさんのLGBTの人たちは法律婚を求めているわけで、私とEさんも現実的な理由だけではなくて、純粋に彼らのように二人の関係を社会的に認めてほしいと感じたら結婚するかもしれませんね。

中高年が結婚するとしたら、それは相手を好きになり、互いに助け合いたいと思い(その時に法律が必要で)、社会的に認めて欲しいと思うから結婚するのでしょう。

そういう意味では、中高年が結婚ありきで相手を探すのは、少し打算的な感じがするのは私だけでしょうか?

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