ロシアの新年って?

ロシアについて

ロシアではクリスマスは12月25日ではなく、1月7日です。ユリウス暦を使用しているロシア正教のクリスマスが1月7日だからです。本場ロシアではイルミネーションや ツリー/Ёлка(ヨールカ)で街が色どられ、華やかです。ロシア人はたいてい12月31日まで働き、1月1日からだいたい1月10日くらいまでお休みをとります。

ロシア語で

С Новым Годом!(ス ノーヴィム ゴーダム!(あけましておめでとう!)

С Рождеством! / ス ラジュジェストヴォム!(メリークリスマス!)

と言います。

私のロシア語の先生からクリスマス会にお呼ばれし、年始に先生のお宅で開かれるパーティに行って参りました。

突然、ロシアの話題になりましたが、私とロシアの関係についてはまた後日詳しくお話ししたいと思いますので、今回はロシアのクリスマスや新年について紹介したいと思います。

ロシア語の先生と言ってもロシア人ではなく、日本人のロシア語の先生です。先生のご自宅で開かれるホームパーティーでした。先生と娘さんが作ったロシア料理をいただき、ウォッカやワインで乾杯し、大変楽しいパーティーでした。

■ロシア料理の紹介

ロシア料理と言えば、ボルシチ!!大好きな料理で、寒くなる冬になると我が家でもよく作ります。ボルシチに欠かせないもの・・・・それはビーツ!!Свёкла (スビョークラ)

生のビーツは一般に流通しているわけではないので、私は農家から取り寄せています。
今年は下記の「ちえんのうえん」さんから取り寄せましたが、甘くてとてもいいビーツで、オススメです!

クリスマス会でいただいたボルシチは、料理写真とレシピをある新聞社で紹介するとかで、当日は新聞社の方が取材にいらしていました。私も少し飾りつけをお手伝いさせていただきました!

↑イメージです。

食卓にはボルシチборщ(ボールッシ)をはじめ、水餃子пельмени( ペリメニ )、にしんのワイン漬けcелёдка(セリョートカ)、黒パンчерный хлеб(チョールヌイ フレーブ)、ピロシキпирожкиなどなどの料理がテーブルに並んでいました。

もう、それは・・・ロシア一色でした。

水餃子пельмени( ペリメニ ) は、サワークリームсметана(スメタナ)をかけて食べるのがロシア流です。先生手作りのペリメニでした!ロシアではペリメニは丸く帽子のような形で小さく作ります。ペリメニを小さく作れるほどいいお嫁さんになれるということで、若い女性は一生懸命に小さく作るのだそうですよ!かわいいですね。

ロシア料理を紹介している動画があります。日本人の料理を食べた反応と共に見てみてください。

ロシア料理の通販を扱っているところもあります。興味があれば、取り寄せてみてください。
ロシアの食卓

■ロシアの飲み物と文化の紹介

ロシアと言えば、やはりウォッカводка(ヴォートゥカ)ですが、ロシア語の先生のお宅のウォッカ водка は日本で売っているウォッカ водка ではないので、本当に美味しい。冷凍庫でキンキンに冷やして(ウォッカはアルコール度数が高いので凍りません。だから氷点下地域のロシアにはもってこいのお酒なのです。)、ショットグラスでストレートで飲むのがロシア流です。

ロシア語では「乾杯!」とは言わずに、「~のために!」と言って乾杯をします。
例えば、За вáше здорóвье !(皆さんの健康を祈って!ザ・ヴァーシェ・ズダローヴィエ)

先生のお宅で、ジョージア(旧グルジア)の赤ワイン「ピロスマニ」が振舞われました。上記の写真のように陶器のボトルに入っていておしゃれなんです。このワイン、深い味わいで美味しいのですが、 「ピロスマニ」 のワインが出てくるあたりがロシア語クラスのパーティーっぽいです。

このピロスマニワインは、ジョージア出身の画家の「ニコ・ピロスマニ」に由来しています。陶器ボトルに描かれている絵はピロスマニの「赤シャツの漁師」です。ピロスマニの実話にちなんで作られた有名な歌があります。それが歌手の加藤登紀子さんによって歌われた「百万本のバラ」です。それより以前には、ロシア人歌手のアーラ・プガチョワАлла Пугачёваさんによって「Миллион алых роз(百万本のバラ)」としてロシアで歌われてヒットしていました。女優に恋をした貧しい画家が画材を売り払ってバラを捧げるという愛の歌です。ロシア人はみんな知っている有名な曲ですが、この曲の背景を知ったのは私がロシア語を習ってからなんです。異文化を知るって楽しいです。

■ロシアの新年の迎え方

ロシアでは新年(1月1日0時)にクレムリンの鐘が鳴り(日本で言う除夜の鐘みたいな感じ)、そしてクレムリン前で行われる大統領のスピーチがテレビで放映され、家族で料理を囲み新年を迎える過ごし方のようです。また、若者は外で花火などを打ち上げて、ワイワイすることもあるようです。

私にはロシア人の知り合いがいて、日本とロシアでスカイプを使って年越しをしたことがあります。まさにこの光景を現実に体験しました。異文化の体験は面白かったです。

ロシアの年越し定番映画というのがあるそうで、毎年「Ирония судьбы, или С лёгким паром!」(運命の皮肉、あるいはいい湯を!)の映画が放映されるそうです。毎年ってすごくないですか?さすがに飽きそうですが、でもそれがロシアっぽいです。ロシアのラブコメ、もしよかったら見てみてくださいね。

今年一年、このようにして私の知っている限りのロシア行事を紹介していきたいと思います。お楽しみに!

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