退去立ち合いは不要って知ってた?賃貸物件退去時の注意事項③

仕事・社会情勢

想像以上に不愉快な退去立ち合いに遭遇しました。貸主側のほうも思い通りにいかない予想外の展開に「やべ~外人とチビが出てきやがった。面倒くせー。」と思っていたかもしれません。

私は戦いの準備に取り掛かることにしました。

私は退去立ち合いの前にパートナーの賃貸契約に関する書類一式を確認していました。そして賃貸借契約書と共に発見した書類がありました。

それが

賃貸住宅保険です。

多分、最近の賃貸物件の契約時には、オーナーから必ず加入するように義務付けられていることが多いことと思います。事故や災害に遭ったときに補償してくれる賃貸者向け保険です。主に火災保険としての意味合いが強いかもしれません。

契約者のEさんは自分が保険に加入していることを全く知りませんでした。契約時に訳も分からず言われるがまま、ただ書類にサインしているのだと思います。この保険、意外とちゃんと活用している人は少ないと思います。しかし、自分がお金を払って加入しており、補償を受ける権利を所有していますから、きっちりと活用してもらいたいと思います。ちなみに貸主側は退去時に「保険を使いましょう」なんて気を利かせたことは言ってくれませんので、ご自身で忘れずにしっかり権利を主張しましょう。

退去の際は、賃貸契約書と共に賃貸保険に加入していないかを併せて確認してください!

私は以前住んでいたところが雨漏りで家財品に被害を受けたことがあり、その時にこの保険を使いました。そしてこのような事故だけではなく、引っ越しの際にもこの保険は使えますので、活用してください。できれば、事故が起きたときにすぐに使ってもらうのがいいのですけど。

私はEさんにまず、

知らないと思うけど、
あなたは賃貸保険に加入しているのでこれを使いましょう。

と言いました。
そうです。彼の床の破損は事故だったからです。この分の原状回復費用は保険から補償することができると私は考えました。事故からそんなに時間が経っていなかったことも幸いしています。

そこで手続きに必要になるのが保険証券事故現場の写真です。退去立ち合いの時に動画とメジャーを置いた静止画の写真を撮っておいてくださいとお伝えしましたが、その写真はこういう時に使います。
(退去立ち合いをしない場合は、必ず事前に写真を撮影しておいてください。)

早速私は保険会社に電話連絡をしました。担当の方に事故内容の詳細をお伝えしました。保険が適応になるかどうかの判断に数日かかるとのことで、事故査定担当者が詳しく査定し、後日連絡をいただくことになりました。電話連絡をした後、担当者の指示通りメールにて事故写真を送付しました。

そしてその後、私は管理会社にも連絡をしました。床の破損の修繕費用については、賃貸保険を使い補償を受けるつもりであること、保険会社が修繕見積もりを提出して欲しいと言っているため、他の修繕箇所の見積書とは別に床の修繕費用のみの見積書を作成してもらいたい旨を伝え、その見積書は一式という単位ではなく、何㎡という単位で作成してもらうことと修繕についての内訳も記載してもらうように依頼しました。

ここでチェック!

悪質な管理会社や修繕会社は、修繕箇所について一式というわけのわからないごまかした単位を使用した見積書を提出してきます。必ず、修繕箇所については単位を記入してもらうよう指示してください。また単位の記載だけでなく、その内訳も記載してもらいましょう!

<見積書>
①単位の記載
修繕箇所の具体的な単位と数字を記載してもらうこと。
一式などという曖昧表現はやめてもらうこと。

②修繕の内訳を記載してもらうこと。
材料費なのか、人件費なのか、何の費用なのかがわかるように記載してもらいましょう。

わかりました

という返事でしたが、退去立ち合いの時とは違い、オーナーがそばにいないせいか、かなり横柄な感じの態度に変わっていました。管理会社なんてこんなもんです。管理会社にとって、あくまでも客はオーナーであり、借主の私たちなんて、ぼったくるためのカモなんですから。

「絶対にこいつには負けない!」

私はそう決心しました。

「月末までに返事をしなければ来月分の家賃を払ってください」と強気に言っていたわりには、見積書がなかなか届かず、私は何度も催促の連絡を入れました。何度連絡してもいつも不在。コールバックもありませんでした。今思い出しても本当に嫌なヤツでした。

10月30日になり、やっと見積書がメールにて届きました。そして退去立ち合い書に正式なサインをするために10月中に管理会社に来いとも書かれていました。

何をそこまで、サインに固執しているのか意味不明でした。まるで新人のような担当者。新人ではなく、管理職であることが名刺には記載されていたんですけどね・・・。

そして待ちに待った(?)送られてきた見積書はというと・・・

①床張り替え 全面(20㎡) 工賃と材料費込みの金額で約18万円ほど
破損部分5㎡ 約5万円ほど。※借主負担
15㎡ 約13万円ほど。※貸主負担

②洗面化粧台収納内部床底塗装代(一式) 1万円

③浴室収納 取替(一式) 1万円

④クロス張替え 両面(●●㎡) 約3万円ほど
※貸主負担

⑤室内クリーニング費 一式 2万5千円

※ここでは詳しく内容や数字は載せていません。こんな感じの内容の見積書です。
床の修繕費見積書は依頼した通り、別で送られてきています。

という内容になっていました。
あれ?ドアノブは?(笑)取り替えるって言ってましたよね?
壁のクロスは全面って言ってたのに、両面で3万円になってる・・・

そして見積書に添えられた文面には、
「オーナー様のの申し出により、クロス張替えの費用につきましては全てオーナー様負担となったため、借主様にご負担いただく必要はありません

とのこと。笑えます・・・

そうなんです。私、管理会社の担当者に電話連絡を何度しても話ができなかったため、メールにて連絡し、「ガイドライン通りに見積書の作成をお願いします」の記載をもりもりに盛り込んだんです。

そうしたら、退去立ち合いの時とは打って変わった修繕内容になっていますね。あのクロス(壁紙)は価値がありませんし、通常摩耗の範囲の黒ずみなんですから、当然です。

さて、床の修繕費用はというと、全面張替えはするようですが、破損個所のみの負担で良いとの記載になっていますね?これもガイドライン効果と保険会社に見積書を提出すると言ったため、まともな内容になったと思われます。しかし、5㎡って畳3畳分ですよ?!縦×横=30×30くらいの破損のはずなんですけど、控えめの見積書になったとはいえ、まだやっぱりぼったくっていますよね。(笑)保険の補償最高金額が10万円までということですから、事故認定されれば、破損部分の修繕費用5万円は全額補償されることは予想できます。

しかし、本当にクズな管理会社です。

さて、クリーニング代は仕方ないとして、あとは洗面化粧台塗装代とシャンプー収納の皿の交換代をどうするかなんですが、これ普通に通常摩耗ですよね?

Eさん、これも交渉の余地がある費用請求だけど、
私、管理会社に交渉してみようと考えている。どうかな?
ただ、もう少し時間かかりそうだけど。

もういいです。本当に疲れました。
これ以上、嫌な思いはしたくありません。
なかみちにも迷惑かけたくありません。
2万円なら、私払えます。大丈夫。

と感覚がセンシティブなEさんは、これ以上のもめ事はご免だということで、諦めてしまいました。本人がそういうのですから、仕方ありません。私が契約者本人であれば徹底的に戦うんですけどね。なんていったって、中身はティラノサウルスですから(笑)
こうやって管理会社の思うまま、支払う必要のないものを支払う羽目になってしまっていることが少し腹立たしく感じました。

そしてもう一つの問題は、「書類にサインをしに管理会社へ来い」という文言です。これ必要ないですよね?私の勘違いか?と相手のあまりの強気の態度に、私は少し考えてしまいました。

はい!ここで頼りになる味方に登場していただきましょう。

消費生活相談センター国民生活センターに相談してみましょう!
※お住いの都道府県や市区町村で運営されている相談窓口が消費生活センター、
消費者庁の独立行政法人が運営する相談窓口が国民生活センターです。

消費者生活センターはお住いの地域によって運営されているため、電話相談だけではなく、お住いの地域での対面相談窓口の設置があったり、リーフレットの配布など住民に密着したサービスが提供されているため、消費者生活センターがお勧めです。

賃貸物件に関する消費生活相談センターへの相談件数は第3位の多さになっており、そのうち賃貸の原状回復費用に関するトラブルは毎年1万件以上にも上ります。非常にトラブルになりやすい事案だということがわかります。

早速私は、自治体の消費生活相談センターに連絡をし、管理会社との今までの一連の流れの全て説明しました。対応してくださった方は、この手のトラブルの相談にはかなり慣れた方だったようで、気持ち良いくらいに一蹴してくれました。

消費生活相談センターの相談員からの回答

①書類へのサインについて

サインの必要性は全くなし!
→退去立ち合いに法的義務はなく、サインの必要性もない。
後日見積書が提出されたら、内容を確認し、納得がいくものであれば合意の意志を示すだけでよい。合意の意志は文面で記載するも口頭でも良いとのこと。合意を示すサインは不要とのこと。

②退去後の更なる家賃の支払請求とオーナーへの損害賠償請求について

退去の意志を示して、退去が完了すれば賃貸契約はそれで終了となる。
原状回復の有無や支払いと退去は別物であり、修繕に関する内容や費用が退去日までに決まっている必要はない(修繕見積もりには時間がかかるため)。
原状回復内容と費用に納得がいかない場合は、退去後に弁護士を通して話し合うなど解決に時間がかかることもある。だからといってその間の空室損害をオーナーに支払う必要もなく、また家賃を支払う必要もない。
→もし、こんなことを言ってくる貸主には

「違法ですよ。弁護士と話してください!」と一喝してやれ!とのことだった。

お見事でした。
そして、私は管理会社にメールしました。

しかるべきところのしかるべき方に相談しました。
退去立ち合い書へのサイン、原状回復についてのサインは不要との回答でしたので、そちらには伺いません。
書類にサインをしない場合は、次月の家賃の支払いと空室損害請求がかかる可能性があるとのことでしたが、それは「違法」だそうですよ。

床の修繕費用については、見積書を提出して保険会社に査定してもらっています。
その他の原状回復箇所と費用については見積書通りで理解し、合意します。

これでマンションの退去に関しては終わりを迎えられそうかな・・・と思っていたらなんのその。本当にくそ、クズ管理会社でした。まだまだ続くのでした。

長くなりますので、へ続きます。

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