イギリスのお葬式

生き方

義父のお葬式が無事に済んだと連絡がありました。義父が他界したのは、5/19です。日本であれば、お通夜、葬儀、初七日などが粛々と日をあけずに執り行われると思うのですが、イギリスではそのように駈け足で行われることはありません。

まずは病院で検死が行われ、その後死亡診断書が作成されるそうなのですが、まずそれらに時間がかかるそうです。そしていつまでに儀式を行わなければいけないというルールや慣習もないそうです。

家族が亡くなるということは、とても大きな悲しみであり、ショックなことでもあります。そのため遺族の心のケアをしつつ、落ち着いてから儀式について話し合って決めたりするなど、柔軟に対応することが可能だそうで、そしてそうするところが多いとのことでした。遺族の心を置き去りにして、奔走して儀式を処理する義務に重きが置かれている日本とは異なり、故人亡き後、残された遺族の心のケアに重きが置いている点に大きな違いを感じました。

基本的には、故人が亡くなったあとにゆっくりと遺族で話し合ってどのような儀式にするのか、いつ執り行うかを決めるそうです。その過程で、また故人偲ぶことができるので、そこでも遺族の精神的ケアがなされます。

ただ、難点は、遺族の精神状態で儀式の日にちが決まるため、いつ執り行われるかわからない点で、日本のように仕事の休みが取りずらい社会だと、ちょっと厳しいと思いました。

パートナーのEさんは今回、お母さんとお姉さんの精神が落ち着くまで、色んなことが決められず、仕事は1か月以上休んでいます。私はお義父さんのお葬式に駆けつけようとイギリスに行く心づもりはしていたのですが、

「いつになるかわからないし・・・・。なかみちは仕事が始まったばかりで、休みは取りづらいだろうから・・・・無理しないで。」と言われた次第でした。

イギリス人にしたら、当たり前の文化で、仕事をそのような形で休むことは許容範囲なのでしょうが、私は日本人で日本社会で働いていますので、やはり、そのような条件でのお葬式参加のための休みは取りづらく難しかったため、今回は断腸の思いで断念しました。(お休みだけでなく、航空券のチケットの手配とか諸々ありましたので)

お葬式が終わった後は、遺品の整理、法的手続き関係などの処理をしていたようです。Eさんのご両親は、実は昨年の段階で、ご自身たちが亡くなったあとの遺言書を作成していました。

昨年は、遺言書を確認し、それにサインするための書類が膨大にイギリスの弁護士から送られてきており、Eさんはそれらにサインをして送り返していたばかりでした。それがこんな形で早くに使われることになるとは、夢にも思いませんでした。ご自身たちの老後の身の振り方、相続関係、遺言書の作成など、死後の事務的なことをきちんと管理されていたことは、契約主義の西欧らしいと感じました。日本人も見習わなければいけませんよね。

ということで、私はお義父さんのお葬式には参加せず、イギリスに行くこともなく、日本で仕事をしながら、留守を預かるという役をいただいていたのでした。

Eさんは現在、諸々の後片付けをしているようですが、

「日本に早く帰りたい!」と言っています。

ということで、あと1週間で帰国することが決まりました。航空券も日程変更をして取り直したそうです。早くダーリンに会いたいですね。やっぱり一軒家に一人は、広すぎて、寂しいです。

でも一人は、ご飯の準備や洗濯などがラクでいいんですけどね。これを機にEさんにももっと家事をやってもらおうと思います。今回の独り暮らしで、如何に私の負担が今まで大きかったかを思い知らされましたよ!!!(笑)

今年の秋には、お義母さんとお義姉さんが、日本に観光に来るそうです。悲しみを癒すための旅行らしく、少しでも楽しみを作って、日々の生活を頑張れるようにという意味も込められているそうです。

そうなると、私は今年はイギリスへ行くことはなさそうかな・・・・。それはそれで、ちょっと残念です。初のヨーロッパ旅行だったのにな・・・。またしても前回と同じで、チャンスが逃げていってしまいました。縁がないんでしょうかね(笑)

↑夏は白夜のイギリス。つい先日の写真です。これで夜の9時30分くらい?らしいです。

のどかですね~。イギリスの実家周辺をEさん散歩中にて。

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