前回はお手伝いを通して自立心を芽生えさせるということをお話ししました。

今回は、自立心が芽生えた後、息子がどのような行動をとるようになったかを具体的にお話させていただきたいと思います。
高校受験から息子がどんどん自分で考え、自分で決め、自分で行動するようになったことは以下の記事で書きました。

高校入学を控えた中学三年の春休み中に、息子は私の知らない間に、いくつかの塾の体験授業に参加していました。そして「xxの塾に数学だけ通わせて欲しい」と言ってきたのです。数学以外の教科については、全て自分で参考書などを購入して、独学で大学受験に臨むつもりだとも。
ということで、私は息子がもらってきた塾の入学申込書とパンフレットを見ながら、「わかった」と言って、印鑑を押し入塾を許可しました。息子がたった一人で、自ら調べて動いて、そして体験授業も受けて、入塾をする塾を決めてくるとは私は夢にも思いませんでした。
それからというもの、息子はやはり必要な参考書や問題集を自ら調べて購入していました。それもなるべく安く購入したいということで、メルカリで中古のものを探して購入していました。かかった図書代は、私が後から息子に支払っていました。
高校一年になってからは、夏休みにオープンキャンパスで行きたいところがあるということで、息子は四校の国立大学を候補として出してきました。全国バラバラでしたが、「行っておいで」とホテルと飛行機の手配だけをしてあげて、私は快く送り出しました。ここまでくると、もう一人旅のようだな・・・と思いましたが(笑)。高校二年にも息子は同じようにして夏休みにオープンキャンパスへ繰り出していきました。
息子は大学に電話をして、どういうことが学べるかを問い合わせをしたり、研究室に連絡をとって先生と直接話をすることもしていました。(大学に電話をすると、大学生と間違われ、「高校生です」と答え、驚かれることもあったとか笑)
息子は全国の色んな大学へ自ら出向き、どんな研究ができるのか、どんな環境なのかを自分なりに深ぼって、志望校や研究内容を検討していました。帰ってきて、色んな大学の研究内容を熱く、楽し気に語っていた息子の顔は今でも忘れられません。
そして、志望校決めるにあたっても、それだけでなく、受験の出題傾向、配点などもしっかり自分で調べて、受験情報を徹底リサーチして自分に合った大学を考えて決めていました。
私は、息子に言われるがまま、「は~~~い、は~~~~い」と言って、サポートするだけでした(笑)
大学院の進学の際には、少しすったもんだありましたが(過去記事を読んでいただければわかります)、半年間の浪人を経て、大学院生になりました。その時もやっぱり、なんだかんだと言っても、自分で考えて、自分で決めて、浪人中はアルバイトをしながら、独学で院試に臨みました。大学院の過去問を入手しても、解答集がないため、わからないときはどうしよう・・・ということがあるらしいのですが、他大学院を目指して勉強している人たちだけを集めたコミュニティを息子は自ら立ち上げて、一緒に勉強して、答え合わせをしていたそうなんです。
これは後から知ったのですが、こんなことまでしていたそうで、息子の行動力には脱帽しました。壁にぶち当たっても、自分でその壁を乗り越えるために自分で考えて行動し、解決しているんですよね。
大学院進学が決まって、東京へ引っ越すときも、どのあたりにするか、どんな物件にするかは既に息子がリサーチ済みで、私はただ不動産屋に連れていかれて、内見するだけの状態でした。(笑)
もちろん、その後就活に至っても、情報集め、インターンへの参加、選抜コミュニティへの加入、OB訪問等々、全て自分で考えて、決めて、行動していました。私が関わることは何一つありませんでした。
そして、息子は今はどのようになっているかと言えば、周囲の優秀な意識が高い方たちに揉まれ、影響を受けて、さらなる高みを目指しています。
優秀層の環境の中にいると、当たり前の概念が変わるのだと思います。理系の息子ですが、会計や法律、英語の勉強をして、自身が起業するときに備えています。
アルバイト先では、営業成績が良かったとかで、社長に気に入られて、高級な料亭に連れていかれてごちそうしていただいたり、ビジネスコンテストで出会った人たちには、起業するときに頼れそうな人脈を紹介されたり、省庁で勤務する人達とのつながりも出来て、「今後の日本を良くするためにはどうしたらよいのか?」などを話す機会があり、そのことがきっかけで、今は、とあるプロジェクトに参加して取り組みのお手伝いをしているようです。
息子は私の手を離れて、どんどん高いところへ行ってしまったように感じます。息子から見える世界と私から見える世界は、今や別世界なのだと思います。
例えるなら、高層ビルから見る世界と、低層ビルから見る世界の違いのようなものでしょうか。高層ビルからは周囲を見渡せるけれど、低層ビルから見る世界は狭い。
息子は逞しく、頼もしく成長しています。まだ社会には出ていませんので、これからではありますが、社会に出て、今まで得た知識、経験と持ち前の能力で、世の中に貢献できる人間になってくれたら嬉しいです。
息子は高校時代から多数の民間財団より給付型の奨学金をいただいてきました。(そのおかげもあり、卒業後は、息子は無借金です)息子の将来性に投資してくださった方々に、今の息子の姿を見ていただけたなら、「良かった」と思ってくださるのではないでしょうか。
親バカにお付き合いくださり、ありがとうございます。
親バカですみません。
