子供の体験格差は将来に影響するの?

教育

今、息子はサッカーの試合を観たいがため、イギリス旅行をしています。
来年には留学をしたいと考えている息子。小さい頃から海外旅行体験を作ってきたよかったと思っています。そういう経験が無ければ、サッカーの試合を観たいからイギリスへ!勉強したいから留学へ!という思考にはならなかったと思います。

昨今、子供の体験格差問題がクローズアップされています。経済的困難を抱える家庭は子供に学校外の体験をさせてあげられず、それがひいていは学習意欲をそぎ、将来の可能性の幅も狭めてしまう可能性があるとのこと。

教育面だけでなく、様々な体験をさせてあげられる家庭とそうでない家庭においては、将来においても全ての分野でどんどん格差が広がっていくようです。貧困の連鎖ですね。

以下の二つの記事を読むとそれがよくわかります。

英語教育と格差、文化資本(寺沢拓敬) - エキスパート - Yahoo!ニュース
『新英語教育』10月号の特集「格差を乗り越える」で、「文化資本と英語教育機会」という記事(巻頭論文)を書きました。論文といっても3ページほどの短いものですが、文化面に起因する英語教育格差(つまり親の収
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低所得の我が家ですが、息子の教育には力を注いできました。
特に力をいれたのは様々な体験活動です。習い事もそうですが、自然体験、社会体験、文化的体験は欠かしませんでした。小学校を卒業するまでは、週末は必ず体験活動をしていました。中学生以上になると週末は部活動で忙しくなるため、小学生の時ほど体験活動はできませんでしたが、長期休みには毎年旅行に行くようにしていました。


そして我が家は早期英語教育も施してきました。当初の目的は実利を求めたもので、英語をペラペラにしたい!でした。結局はバイリンガルにはなれませんでしたし、どちらかというと言語系は、国語も含めて苦手の息子でした。

英語がペラペラとまではいきませんでしたが、英語に触れる機会を増やすことで、興味のある分野(※1)に広がりができたことは、我が家にとっては早期英語教育の利点でした。英語を学んだなら使う機会を作ろうと海外旅行へもたくさん出かけましたが、これは異文化を知るいい機会になりました。こういうことの積み重ねで、留学に興味を持ったり、サッカーを観るためにイギリスへ行くぞ!という臆せず世界を広げるチャレンジ精神に繋がったのだと思っています。

きっと今後彼の人生の選択において、日本に限らない選択をするだろうと思います。

この分野を勉強をするなら、アメリカへ。
この分野で仕事をするなら、ドイツへ。
おいしいパエリアを食べにスペインへ行こう。

こんな感じで、視野を広げた選択を臆せずどんどんできることと思います。

親の学歴や収入によって、英語教育の目的に求める内容が異なるというデータは面白いと思いましたが、確かに私が息子の英語子育てをしていたころも、このようなことが論点になっていたなあ・・・と思い出しました。

親御さんの学歴や収入が高いかたほど、教養的価値観を目的にしていましたし、そうでない方は実利重視でペラペラにしたいという思いが強かったように思います。

でも自分がこうやって息子の英語子育てを終えて、結果をみて思うことは、英語がペラペラになるのは、本人がその気になればあとからいつでもついてくるので、それよりは、英語を通して本人の好きなことを見つけたり、その子の世界を広げてあげることのほうが大切だということです。

また今は、「AIが進化し、早期英語教育の必要性はあるのか?」という命題がありますね。

私が息子を育てていたころには考えられなかったスピードでの変化ですが、
当時は早期英語教育ブームはありましたし、今もそれはあると思います。時代が変化しても私は早期英語教育はあってもいいと思います。ただ以前と違って、早期英語教育によって子供に求めることは、何度も言いますが、決して英語をペラペラに話せるようにさせることではなく、異文化、世界を知ることで、本人の好奇心を高め、世界観や将来性を広げてあげることです。

息子が日本の大学院の入試を蹴って、留学したいと言い出した時は本当に驚きました。理由は、このまま日本にいて、ストレートに大学院を卒業し、社会に出て働くという生活に疑問を感じる。一度日本を離れて自分の目で世界を見て進路を考えてみたいということでした。

留学先はまだ決まっていませんが、最初に候補に挙がったのはシンガポール国立大学でした。シンガポール国立大学は大学ランキングでもアジアトップです。

息子が初めて海外旅行をしたのは、11年前のシンガポールです。そのときの印象が強く、いいイメージだったので、彼はことあるごとにシンガポールに住んでみたいと言っていました。今回のイギリス旅行の際の乗り継ぎ空港もシンガポールを選び、シンガポール航空を使っています。このことからもわかるように人は経験から、人生の選択をしているということなのです。

子供のころの学校以外での体験、文化資本の影響は、子供の将来に大きく左右すると実感します。

※1:理系分野、自然科学系の読み物や映像は、日本語より英語の方が圧倒的に量もあり、質も高かったため、英語ができることにより、質の高い読み物や映像にたくさん触れる機会が出来ました。そのおかげで息子は化学に興味を持ち、理系に進みました。
イギリスのプレミアリーグは世界的にも有名です。シーズン中は毎日試合が行われますが、息子は中学生時代、衛星放送でプリミアリーグの試合を英語でほぼ毎日観ていました。

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