こんな忙しい朝にいったい何の用やねん!

海外旅行記

イギリス旅行に旅立った息子。今はロンドンにいます。息子もダーリンも今はイギリスにいます。本当にたまたま両者のイギリス行きが重なってしまったのです。

息子のイギリス行きは3か月前に決まりました。卒業旅行です。夏休み中に友達と行くことにしたそうです。理由はイギリスでサッカーの試合が観たいから。今はプレミアリーグが開催されています。

10日ほどの旅行期間ですが、イギリス、スペイン、スイスと回るそうです。

息子にとって今回の旅行は、親無しの初めての海外旅行です。航空券・ホテル、サッカーの試合チケットの手配、様々な準備を自分たちでしなければなりません。海外旅行は初めてではないにしても、自分たちで手配することやヨーロッパという場所が初めてのため、初めて尽くしで大変だったようでした。質問されれば私も答えるようにしていました。幸運なことにダーリンがイギリス人でしたので、相談し、アドバイスをもらうこともできました。

ヨーロッパはとにかく良くも悪くも予想外のことやトラブルが起こるので、それは覚悟しておきましょうというのがダーリン口癖でした。

例えば、ストライキなんてのは日常茶飯事なので、電車に乗れないこと、遅れることなども想定し、旅行計画を立てる際にプラン1、プラン2・・・と代替案も考えておくことが必要だよ、とか。きっといろんな意味でカルチャーショックを受けるだろうなあと心配してくれました。

ところが、旅行中どころかに行く前からこんなことが・・・

プレミアリーグのサッカーの試合チケットを取るのは本当に大変だったらしいのですが、
「購入した試合チケットの試合が延期されて別日になってしまった!その日には行けない!返金してほしい!」というトラブルが発生しました。

イギリスの口座がないと返金できないと思い込んでいた息子たち。(そのような文言をサイトで見つけたようです)ダーリンに相談したところ、「イギリスの口座がなくとも、延期の発表があった7日以内なら普通に返金できるよ。チームのカスタマーサービスに連絡してみたら?」とネットで調べてくれました。私は息子たちにそのように伝えました。

息子たちは連絡先のカスタマーサービスのメールアドレスにメールすると「5日以内に連絡するね」との返答。

それをダーリンに伝えたところ、「それって、5日後なら試合が終わっちゃうし、もう試合終わったから返金しません。って言われて、まるめ込まれちゃうんじゃないの?もう1回メールした方がいいよ。早く連絡してくれって。」と指摘を受けました。

なるほど、確かに。日本のカスタマーサービスなら迅速に対応してくれ、信用できるけど、そこはイギリス。権利をちゃんと主張しないならそれで終わってしまうのかもしれません。

再度、チームのカスタマーサービスにメールで連絡した息子たち。メールでは返事が返ってこなかったため、チャットシステムを使って連絡をとることにしたそうです。

・・・で、開口一番に返ってきた文言がこれです。

「こんなクッソ忙しい朝におまえらいったい何の用やねん!」

(あ、日本語に訳してますが、もちろん英語です。)
笑えます。さすが外国。カスタマーサービスなのに。

日本では考えられません。私は以前、外資系の会社の日本支社で、お客様の問い合わせ担当係をしており、顧客の7割が外国人でしたが、

「How may I assist you today?」が決まり文句でしたよ(笑)

イギリスに行く前から強烈なカルチャーショックパンチをくらった息子たちでしたが、その後もカスタマーサービスから返事を煽られ、英語で文章を打つため返答に時間がかかると、相手にチャットから退出されたり、しまいにはブロックをされてしまいました。そして息子たちが言うには、どうも会話が成立しないとのこと。

しばらくすると、ブロックが解除されたのか、またチャットができるようになり、「お母さん、どうしよう。」というので、こういう文章を打ちなさいとアドバイスをだしてやり取りをしてもらったところ、とんでもないことが判明しました。

なんと!試合は延期されておらず、元々息子たちはその日の試合チケットを購入していたということでした。つまり、23日の試合チケットを購入していたと思っていたら、実は24日の試合チケットをはじめから購入しており、久しぶりに電子チケットを確認したら、「あれ?23日のチケットを買ったはずなのに、試合日が24日なってる!もしかして試合、延期された?どうしよう。返金してもらわなくちゃ!」という流れで、今回カスタマーサービスに問い合わせをしてしまっていたようです。そりゃー、会話は互いに成立しませんよね。ましてや外国語。

とどのつまり、結論は

その日の試合は延期されてないから、そもそも返金なんてできるわけがない。

完全に息子たちの勘違いとミス。ひたすら「ごめんなさい」とカスタマーサービスに謝った息子たちでしたが、嫌味を言われたそうです。そこもなんか、海外っぽいですよね。強気!!!

これが日本を発つ前のやり取りで、スタートからしてこんな感じだったため、親としては今回の旅行は本当に大丈夫なのか?と、とても心配になりました。なかなかの洗礼を受けた息子たち。それでもどんなトラブルが起きても自分たちで解決しなくてはならないので、見守るしかないのですが・・・。

シンガポール航空でヒースロー空港まで無事にたどり着いた息子たちですが、これがまた色々ありました。日本では空港行の交通機関が止まってしまったり、シンガポール・チャンギ空港での乗り継ぎの便だったのですが、チャンギ空港で外貨両替をするはずが英語が通じず両替できず、ヒースロー空港で両替したろころ、ものすごく高かったとか(ぼったくりレベルに高かった!)、ロンドンのホテルに到着したら、ホテルの部屋のお湯がでなかったとか・・・その都度連絡が来るので、私は全然気が休まりませんでした。

息子が10歳のころから、毎年のように二人で海外旅行に行っていました。全部アジア圏です。最後に旅行をしたのがコロナ前でしたので、4年ぶりの海外旅行になる息子。一緒に海外旅行をするたびに、年々逞しく成長し、頼りになる存在になっていきましたので、今回の旅行も大丈夫と信じたいです。

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