百聞は一見にしかず~シンガポール旅行記1~

海外旅行記

初親子海外旅行から帰ってきて、怒涛のごとく、普通の生活が始まった。
少しずつだけど、初親子海外旅行記を書いていこうと思う。

今回の海外旅行は、ベトナム経由シンガポール5日間の旅。
旅行の詳細は、おいおい書いていくとして、
帰ってきて、まず、ひとこと。

たのしかったああああああああ!

久しぶりの海外旅行、そして初の子連れ旅行でもあったので、
正直に言うと、旅行前は不安のほうが大きかった。
旅行前の下準備や手続きも多いしね。
でも実際はそんな心配どこ吹く風♪
やっぱり思い切って「行って良かったあ」
いいタイミングで行けたとも思う。

今回の旅は、行き当たりばったりの旅行ではなく、
実はけっこう計画的で、旅の目的もきちんとあったのだ。
目的は次の3つ。

1.家族での思い出作り。
2.英語学習の意義を知ってもらう。
3.世界は広く、色んな民族、文化、価値観、言語があることを知ってもらう。

嬉しいことに、今回の旅行で、全ての目的が達成された。
そういう意味でも本当に有意義な旅行となった。

まず1つ目。
これは言うまでもない。

2つ目は、かねてから考えていたことだった。
息子が高学年になったら、長期休暇を利用して、
海外へ息子一人での短期留学を考えていたくらいだ。
ただ、息子は高学年になってから、習い事の練習が忙しくなり、
時間が取れなくなってしまったため、今回の家族旅行に変更になったのだ。

息子の英語学習は現在停滞している。
かれこれ停滞状態が続いて3年。

「言語力がないのか?」
「センスがないのか?」

などと、思い悩むこともあったけれど、
伸び悩んでいる理由は、そういった能力の問題ではなく、
「やる気」の問題なのではないかと感じるようになった。

息子のかねてからの口癖は、
「なんで英語をしなくちゃいけないの?」だった。

世界の公用語であることや
言語の違う人々とのコミュニケーションの手段であること、
将来の選択肢が広がることなど、
その必要性、重要性をどんなに説明しても、何度説得しても、
息子の心に一度も届くことはなかった3年間。

「うちはお金もなくて、海外へ行くこともないし、
普段は英語が必要のない生活で、日本語で十分な生活なのに、
なんで勉強するの?何のための英語なの?」とそう言い続ける息子に、
私はグの根もでなかった。
息子がそう言うようになってから、英語力はどんどん伸び悩み、停滞していった。

そんな息子が今回の旅行で少し変わった。
旅行から帰ってきて言った息子の英語への感想。

「英語って、生活のためにあるんだね。英語って言葉だったんだね。
今まで勉強していた英語と、旅行に行って使っていた英語が同じものなんだってわかった。
別のものだと思っていたけど、繋がった。」

私が息子に感じて欲しかったことが、息子の口から出てきて、
「やっぱり海外旅行に行ってよかったなあ。」と心から思った。
外国語学習がテストや検定のための机上の勉強ではなくて、
コミュニケーションのための「ツール」なんだというこの感覚を持つことができたなら、
英語学習の意義も理解でき、今後の英語力も上がっていくことだろう。

今回の旅行は、この感覚を得ることができるかどうかの賭けでもあった。
得ることができたら大成功!
もし、その反対だったら・・・

海外旅行という少し大きな出費は、
旅行前はリスクのある大きな賭けだったけれど、
結果として、今後の息子の教育のためにはいい投資となり、回収できたように思う。

そして3つ目。
シンガポールという国を旅行先に選んだことも、実は意味があった。
そう、シンガポールは言わずと知れた、多民族国家であるということ。

前もって旅行先の国の地理、歴史、社会的なことを二人で簡単に調べてはいたが、
いまいちピンと来ない感じの様子だった息子。
しかも5年生の社会の授業では、世界の地理の勉強が始まっているのだけれど、
それが「嫌い!面白くない!」と豪語していた時でもあったので、なおさらだった。

ところが、旅行から帰ってきて、息子の様子がすっかり変わった。
世界の国旗や地球儀、地図を熱心に見たりして、興味を持つようになった。

シンガポールでは、常に多数の言語が飛び交い、食を初めとして多様な文化がある。
中国系、マレー系、インド系と、様々な民族が暮らす様を見て、
日本との文化の違いや民族ごとの違いを強く感じていたようだった。

「日本では当たり前だと思っていたことが、
実は当たり前じゃないとわかってびっくりした。
色んなことが違う。」
と。

違いを目の当たりにして、
日本の長所や短所をはじめて感じた瞬間でもあったらしい。

百聞は一見にしかず

とは、まさにこのこと。
大収穫の旅行、大成功の旅行となった。

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