英語子育てについて

英語子育て

 2020年現在、国立大学で化学を勉強する1年生、化学者を目指す息子の英語教育について総括したいと思います。


生まれてから2歳まで

我が家の英語育児は、息子が生まれてから、私が英語で話しかけたり、英語の歌のCDをかけ流すことから始まりました。

2歳から

2歳頃になると、起きている時間が長くなり、言葉も出始める頃ですが、
寝る前の英語絵本の読み聞かせを毎晩行ってました。
これは息子が10歳になるまで、8年間続けました。

また、我が家は英語教材ディズニー英語システム(DWE)のユーザーでした。
息子が2歳3か月にこの教材を購入し、DVD、トークアロング、シングアロング、プレアロング、メイン教材の絵本の読み聞かせとかけ流しを行っていました。
DWEミュージカル、キャンプ等のイベントにも必ず参加し、
テレフォンイングリッシュも毎週するなど、かなりのヘビーユーザーで教材を使い倒してました。

息子の初めての言葉は、「マンマ」という日本語でしたが、
初めての2語文は英語で、DWEの歌詞の一節でした。
公園に散歩に行った時に空を指さし、
Look up! The sun is shining!と。
私は背筋がゾクっとし、驚きと共に感動したものです。

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保育園に入園してから

息子が保育園に入園したのは、2歳9ヶ月です。
うちでほぼ英語のみの生活から、外から日本語が入ってくる生活が始まりました。
息子は言葉が少し遅かったこともあり、先生は息子が英語を話しているのか、
日本語を話しているのかははっきりとはわからなかったようです。
ですが、「おうちで英語をされているのですか?園では英語の歌をよく歌っていますよ。」と先生に言われたこともありました。
うちでは、英語で話しかければ英語で答え、日本語で話しかければ日本語で話すという感じで、使い分けをしていたように思います。

5歳頃から毎日WEBレッスンを行い、フィリピンの先生に日常会話だけではなく、
英語で理科を教えてもらっていました。

DWEの卒業は年長の時です。
この頃には、DWEの英語教材の範囲では物足りなくなっており、
ネイティブの子供が使うような映像、教材、音源を使っていました。
英語力はみるみる伸びていき、4歳で英検5級、5歳で英検4級、6歳で英検3級
取得しています。

小学校に入学してから

この頃から英語育児の弊害が顕著になり始めました。
授業でのつまづき、日常生活でのつまづきが表面化してきました。
英語優位の生活を送っていたため、漢字の学習に苦手意識が出てきて、
遅れをとってしまい、担任の先生にもそれを指摘されてしまいました。
また、友達との会話にて一歩遅れをとってしまい、上手く会話ができないと息子から相談を受けました。
英語で考える癖がついてしまているため、会話時、日本語に変換している間に友達との会話が終わってしまっていて、ついていけないらしいのです。
日常生活に差し支える程、英語優位になっていたため、英語学習を控えるようにし、
日本語力を補うために漢字ドリルを徹底して家で行ったり、
日本語の絵本の読み聞かせをするようにしました。

これは中学生になってから本人から告白されたのですが、
子供の頃にアメリカのアニメ、ドラマを見て育ち、
日本のテレビ番組を全く見てこなかったせいで、
日本語力よりも会話の内容についていけなかったことが辛かったと話していました。
ドラえもん、クレヨンしんちゃん、サザエさん、ワンピース、
日本人なら誰もが知っているアニメを見たことがなく、全く知らないことが、
とても恥ずかしかくアウェイ感があり、「自分は何人なのか?」
と思ったこともあったそうです。
せめて有名どころのアニメは見せて欲しかったとクレームを受けました。
これを聞いて、私もさすがにやり過ぎたなあと反省しています。
いまだにこれらのアニメの内容を息子は知りません。
今更見る気にもなれないそうです。
日本語は話せる日本人ですが、中身は少しアメリカ人というか帰国子女の息子です。

小2の時に英検準2級を受験しましたが、A判定で不合格。
それ以来英検を受けたことは一度もありません。
英語からどんどん離れていき、小4からは完全に離れてしまいました。

中学校に入学してから

中学受験に失敗し、地元の公立中学に入学しました。
サッカーの強豪校でした。
私は反対したのですが、息子がどうしても「サッカーがしたい!」
ということで入部してしまいました。
朝から晩まで、平日も休日もサッカー漬け。
机に向かっている姿など中学時代は一度も見たことはありませんでした。
ですが、中学受験と英語育児の貯金から、学校の勉強面では何の苦労もなかったそうです。
英語はかなりできるほうだったそうで、特に発音がきれいで先生に褒められたそうですが、
恥ずかしくて、それ以来わざとジャパニーズイングリッシュにしていたそうです。

中3の秋に息子は突然勉強に目覚め、「高校は特進クラスに進みたい!」と言い出しましたが、塾に行くことも部活のサッカーを優先するためにずっと拒否していたので、
当然ながらそこまでの学力はなく、望む高校には進学できませんでした。


高校に入学してから

公立進学校に入学はしたのですが、息子が合格したのは準進学校レベルのクラスでした。
息子が通っていた高校の特進クラスは、クラスの1/4が東大、京大へ合格するレベルで、
先生が優秀な方が多く、息子はクラスこそは特進ではありませんでしたが、
おこぼれで質の高い授業を受けることができました。
特進クラスの授業内容に食らいいついていけば、十分特進クラスの真ん中レベルには入れたそうで、息子は準進学校レベルのクラスでは上位を維持し、校外模試での順位から判定すると特進クラスの真ん中レベルに位置していたのではないかとのことです。

高校受験を機に勉強に目覚め始め、1年生から大手塾とZ会の通信教育を始めましたが、
この頃から理系特有の偏りが見られました。
理系科目が得意で文系科目が苦手という”理系あるある”です。
特に国語はひどく、センター試験の古典は勘で解いた程です(笑)
漢字力もひどかったです。
言語系が苦手なのは一貫しており、国語力の無さもさることながら、
英語力もお粗末なありさまです。
今となっては英語育児はどこ吹く風~~~♪♪です。

一般入試で国立大学を受験したのですが、センター試験の5教科の得点は、
理系科目で稼いだ感じです。
2次試験にいったても理系科目で点数を稼ぎ、
必須である英語はたまたま興味のある分野がでて、奇跡的に解けたそうです。
それくらい言語系が苦手な息子でした。

英語育児についての総括

学校の英語の授業では、文法が苦手だったそうです。
何度説明されても理解できないし、文法で英語を理解しようとすると余計にわからなくなってしまうそうです。
英語の勉強法は、”ひたすら単語を覚える” これだけだったそうです。
長文は出てきた内容をそのまま理解し、わかりづらいところは日本語の文章を読むのと同じように、推測して読むしかできなかったそうです。
でも自然とわかるらしいのです。
リスニングでは苦労することはなく、リスニングの勉強は一切しなかったとのこと。
英作文においては日本人が添削すると点数が低くでるが、
ネイティブが添削すると高くでるらしく、
日本人は細かい文法にこだわり、内容を重視してない添削の仕方をし、
ネイティブは文法的な細かいところはひとまず置いておいて、
内容重視の添削をする傾向にあるのでは?とのこと。(本人談)

つまりこれらを総合的にみると、息子の英語力は日本人的な英語学習によって得たものではなく、帰国子女のような言語習得の仕方で培われたものなのだと感じました。
ですので、日本人が大人になって第二言語を習得するようなやり方は息子には通用せず、
今後学習する際に有効な方法は、多読のようにたくさんの文章に触れる、
単語数を増やす、話す機会を増やす等のやり方でないと伸びないのではないかと思います。
つまり母国語習得法とほぼ一緒ですよね。
こういうところが英語育児の利点なのかな・・・と思います。
私とは英語理解の仕組みや英語学習の仕方が明らかに違うと感じるのです。

18年間の我が家の英語育児は、こんな感じの結果となりました。
まあ、ハッキリ言えばペラペラとはなりませんでした。
その理由は以下の3つにあると私は考えています。
①元々おしゃべりではなく、大人しく寡黙な少年であったこと
言語に興味が薄い
母に言われたままにすることを嫌い、
自分で納得したことでないとやらない性格であること

この3点は、英語育児において子供をペラペラにするのであれば、必須かなと思います。

素直な性格で人と話すことが好きで、言語に興味があって読書好き。
こんな子は言語力が大いに伸びると思います。

子供の教育において共通して言えることですが、
子供の数だけ結果があります。
他人の子供の成功したやり方が、自分の子供にも合うとは限りません。
私が声を大にして言いたいことは、

子供の教育は再現性が低い!

「〇大兄弟を育てた」とか「英語ペラペラキッズ」などの
世にある商業的育児法には流されないで欲しいと思います。
(出版社からするとこんな本はよく売れるし、
テレビで特集すれば視聴率があがるんでしょうね。)
自分の子供をよく見て、子供の興味のある分野、才能を伸ばすこと、
適した子育て法を親自身が作って欲しいと心から願います。
(適した子育て法の中に自分の子供に合った教材や教育方法が見つかればgood!)
世間に流されず、教育の本質を見極めて欲しいと思います。

我が家で英語育児をしてよかったと思う唯一のことは、
息子の理科好きをさらに伸ばすことができたこと
(英語をツールとして使えたこと)と思っています。
アメリカの絵本、教材は日本よりも断然理科系の分野が充実していたため、
英語育児によって、小さい頃からそれらにたくさん触れさせてあげることができ、
息子の興味を深める結果となりました。


必死に英語育児をしてきても、目標だった英語ペラペラとはなりませんでしたが、
副産物によって、息子の将来が開けたことは、結果として良かったと思っています。

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