コンサータ服用記録 日々の使用法

ADHD

ADHDの診断を受け、テスト的に服用してみたコンサータですが、
結論から言いますと、私は劇効きでした。
世界も一変しました。
例えて言うなら、視力の悪かった人間が眼鏡を与えられて、視界が広がった感じです。
今までの自分の生きていた世界がなんだったのか?と思うほどでした。
今までのぼやけた世界が当たり前、普通だと信じていたのに、こんなにもしっかりと見える世界があったなんて!と驚愕、感嘆!
この感動が、ADHDの診断に懐疑的であったにもかかわらず、自分はADHDなのだと受容するに至った理由の一つでもあります。

コンサータ再び服用

昨年の11月から新たな仕事に就きました。
毎日とてもハードで、よりによって、またもや私の苦手とするマルチタスクを要求されました。
業務が何度も何度も中断されるため、タスクスイッチングの苦手な私の疲労感は半端なく、
夕方近くになると、あまりの疲労度合いに意識が飛ぶことが何度もありました。
普通に生活する分にはコンサータの服用は必要ないと思い、やめていたのですが、
仕事があまりに大変過ぎて、コンサータを服用する日々が始まりました。
紹介予定派遣のお仕事でしたが、結論から言いますとあまりにハードだったため3か月で退職しました。
3か月間、仕事のときのみコンサータを服用しました。
業務がハード過ぎて、意識が飛ぶのを取り戻しつつ、自分を騙し騙し仕事をしていましたが、そのときはコンサータが自分にとって効果があったかどうかわからないままでした。
ですが想像するに、コンサータを服用していなければ、契約期間の3か月ももたなかったのではないかと思います。
やっとの思いで2月に仕事を辞めて、しばらく家で休養しました。

失業保険がすぐにおりたため、3か月半、コロナ騒動が落ち着くまで休養しました。
昨年の11月は仕事を始めるのに、私にはまだ早かったのかもしれません。
精神の状態が未回復のままハードな業務に就いたため、また逆戻りしてしまいました。

2月からこの6月までゆっくり休養したら、とても元気になりました。
世界が違って見えました。たくさん笑うようになりました。
時間がたくさんあったので、自分の赴くままにやりたいことをしました。
本を読んだり、ドラマや映画をみたり、インプットが多かったです。
インプットし過ぎて思考の多動が止まらなかったので、4か月ぶりにコンサータ18mg×1錠を服用してみました。
やっぱり、劇効きでした!
頭の中がスッキリし、思考の整理ができました。
色んな思考があっちからこっちから飛んでくることはなく、静かでした。
気が散らず、集中力もすごく、タスクもこなせました。
やる気が湧いてきて元気でした。

私は普段から少し抑うつ気味のようなので、コンサータによって適度に意欲が湧いてくる状況は、非常に好ましいと感じます。

人によって精神科の薬は相性もありますし、効果の程も異なると思います。
ですが私にとっては、コンサータは必要に応じて服用することで、人生が豊かになり、
生活や能力をコントロールできる有用なツールになっていると感じます。

仕事については、自分の特性に合った環境を選びことが大切で、
なるべく薬を使わずともこなせる業務に就くことができれば御の字、
繁忙期やADHDが苦手な業務が多少必要な時には薬の力を借りる。
また、私生活においてはADHDの特性が出過ぎて落ち着かないときや特性のせいで自己否定し抑うつ気味になる時には、服用してみるのがベストなのではないかと今のところ思っています。

また新たなことがわかりましたら、逐次記録としてアップしていきます。

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