私はコロナ禍にスポーツジムに通い始めました。どこにも出かけることもできず、家に引きこもっているのは不健康だと思いましたし、ジムでトレーニングをすることは黙々と一人でできることですし、気を付けていれば問題ないと思っていたからです。
ですが、当時は緊急事態宣言がでたり、コロナ患者が急増するたび、ジムの営業時間が短くなったりして非常に通いにくかったのを覚えています。それでもできる範囲でジム通いをし、体を動かし、ストレス解消に励んでいました。とにかくその当時はコロナ禍だからといって、必要以上に神経質にならないようにしていました。大手スポーツジムということもあり、ジムに通う人は私よりも年配の方が多く、神経質な人もいましたが、そんなにコロナが心配ならジム通いを自粛したらどうですか?と開き直りながら、自分は自分、人は人と思い通っていました。
今は新しい会員も増えて、以前よりは少し混みあってきましたが、3年通って思うのは、基本的にその当時から通っている会員は皆同じで、同じ顔触れです。ジム通いが続けられる人って結局そんなもんです。コロナ禍でも気にせず通いますし、続く人は限られているってことですよね。
私の最初の一年は、体を慣らすことから始め、週に4~5回、スタジオレッスンとマシンでのトレーニングをしていました。半年もたつと腹筋はバキバキに割れてきて、肩や腕も大分いかつくなりました。そしてパーソナルトレーナーさんもつけて、自分が磨きたい筋肉のトレーニング法も習いました。鍛えることが楽しかったですし、人との交流ができない時期というのもあり、遊びに行くこともなかったため、仕事と筋トレで毎日が終わっていたように思います。
2年目からは彼氏ができたこともあり、デートで時間がとられ、筋トレに割く時間が減りました。3年目の昨年はコロナが明けて、人との交流が盛んになったことから、友達と会う機会が増え、もっと筋トレの時間が減りました。それでも週に3回は頑張って行っていました。
そして今年4年目になりました。引っ越しも控えて準備をしなければいけませんし、それに元々勉強していた「ある」ことの勉強会が定期的に開かれることになり、週末はそこに参加しているため、ジムへ通うことが難しくなってきました。あとは年齢的なこともあるのか、疲れがたまりやすく、仕事が終わってからジムへ行くのも少し億劫になってきました。
でも筋トレは好きなので、自分の中では続けていきたいのですが、なんせ時間がなかなかとれません。筋トレは日々の積み重ねですし、時間がないと難しいですよね。健康のためには筋肉が衰えないように頑張ることは必須だと思っていますので、続けられる限り頑張りたいです。
今のジムに通う前、会社の福利厚生で行っていたジムがありました。2年ほど通っていて、すごく設備の整った良いジムでした。そのジムに通うことも3年前は考えたのですが、会費が少し高かったこと、自宅から少し遠かったこともあり、そのジムは断念し、今のジムに入会したのですが、以前通っていたそのジムが昨年閉鎖していたことがわりました!
すごくびっくりしました。昨日、ジムのあった場所の近くのお店にランチしに行こうと目の前を通ったら、閉鎖されていました。慌ててネットで調べると、どうやら昨年倒産したらしいのです。
「え??」って感じでした。もし私が当時そのジムを選択し通っていたなら、今頃ジム難民になっていたかもしれません。
コロナの影響で会員を増やすことができず、倒産してしまったようなのですが、コロナの影響で倒産してしまうところは、飲食店もそうですし、ジムのようなところもこんな風に打撃を受けているのだなあと実感しました。
なんというか、時代の流れも感じました。カーブスとかチョコザップのようなお手軽に通える値段のところじゃないと、生き残るのが難しいというか、色んな設備が整った大きなスポーツジムというところは時代にマッチしていないのかもしれません。それだけ日本人が貧乏になったということなのでしょう。私が通っているところも大手のスポーツジムですが、物販に力を入れ始めたり、有料スタジオレッスンが増えてきたりと、月々の会費では運営が難しくなってきたのかなあ・・と感じていた今日この頃です。
給料は上がらないのに、社会保険料負担が増え、実質の手取りは増えず、そして物価の上昇では、どうしても今後の日本人はコンパクトに生きざるを得ないですよね。スポーツジムに毎月1万円以上は払えないというところでしょうか。
健康は一番の財産です。
健康は経済的に生きるための資本ですから、そこはあまりけちりたくないというのが、私の本音です。食べるものに気を配り、筋肉が衰えないように体を作っていくことは非常に大事だと思います。できる範囲で体を動かすことを私は続けていきたいと思います。