息子の学校のことがひと段落し、パートナーのEさんもイギリスの帰省からひと段落したので、私たちの関係を少し前に進めるため、私は動き出すことにしました。
息子とEさんとの顔合わせです。
もっと早くにしたかったのですが、互いに忙しく時間が取れず、やっと実現しました。
3人でディナーを囲み、紹介したいと思いました。Eさんは日本語での会話になるため、少し緊張していたようですが、私も息子も英語で話すことは問題ないので、「無理して日本語を話さなくても大丈夫。英語が出ても問題ないよ。」と伝えました。
外で食事をしながらの顔合わせでしたが、順調に進み、少しだけそれぞれの距離が縮まったように感じました。
息子は、Eさんの仕事に興味があったため、仕事の話しを聞きつつ、イギリス旅行の話しをし、うまく会話をしてくれました。Eさんも話題が自分の仕事や故郷のことなので、話しやすかったように思いました。
後からお互いの印象などを聞いてみましたが、特に問題ないようでした。私がEさんと一緒に暮らすようになったとき、離れて暮らす息子が時々私に会いに来る程度の関係になるだけですし、養子縁組をするわけでもありませんので、ひとまず家族問題は解決といったところで安心しました。
Eさんの反応より、私は息子の反応が気になっていました。母が他の男性のところに行くことに対してどう思うのか・・・。母を求める小さい子供なら取られたような感覚になり、あまりいい気はしないでしょうが、彼がきちんと親離れをし、自立に向かっている大人であれば、母を一人の人間として見てくれ、このことを人生経験の一つとして受け入れてくれるのではないかと思うのですが・・・。
Eさんとのお付き合いのことで、以前から私が息子に言ってきたことがあります。
私がEさんとお付き合いをし、関係が上手くいけば、あなにもメリットがあるよ、と。
それは母の老後問題とそれに派生する自身の結婚問題です。
母一人、子一人という家庭に育った男性で、母がずっと老後も一人だった場合、母親の介護問題がでてきます。そしてそういう男性は結婚相手として選ばれにくいという問題が派生してきます。母が再婚したり、パートナーがいる場合は、それらの問題が解決されるため、母にパートナーがいることはむしろ歓迎すべきことだよ、と伝えると、息子は妙に納得していました。
そして私はさらにこう続けました。Ｅさんは母より10歳年下のため、母の介護を出来る立場にあり、またお金も潤沢にあるため、介護資金を払う必要はないはず。あなたに降りかかるであろう問題を遠ざけてくれる好条件の相手なので、Eさんとのお付き合いは諸手を挙げてもいいくらいのことなのだと思うけど・・・と。
すると息子は「たしかに・・・。」とまたまた納得。
こんなことを言って、Eさんにはなんだか申し訳ないけど、これは紛れもない事実です。かなり年上の人と付き合うって多分こういうことですよね。
でもEさんもEさんで覚悟があるようで、以前私にこう言いました。
「なかみちが年を取って定年して働けなくなっても問題ない。私はなかみちより若いし、自分の会社をもって私は働いていると思うから、心配しないで。」と。老後の私の面倒をみてくれるようです。ありがたいことです。
少し話が逸れましたが、息子はEさんを受け入れ、Eさんも私との将来の現実を受け入れてくれて、着実に関係が進んでいる私達です。
