クリスマス旅行から帰ってきてからすぐに病気になった私のパートナーEさん。
旅行の帰りから「ちょっとしんどいかも」と言い出し、「乗り物酔いかな?」なんて言っていたのですが、実はそこから病気がスタートしていたようでした。
結果は
腎臓結石でした。
旅行中の12月25日の朝、ホテルにて血尿が出たと告白されました。しかし当日私が生理だっためその血液かもしれないということで様子を見ていたのですが、次の日の12月26日から吐き気とめまいに襲われて、クリニックに行ったところそのような診断となりました。痛みはなかったようなのですが、石の排出を促す薬と痛み止めを処方されて家に療養していたEさんでした。ところが次の日の12月27日の昼過ぎ頃、尿と共に大量に出血し、めまいと吐き気で倒れそうになったとのことで、「助けて欲しい」と私の昼休み中にLINEメッセージが・・・。私は慌ててEさんに連絡すると彼はパニック状態。クリニックの夕方の診療時間までの数時間待てるかと聞くと「わからない」と答えるEさん。石が血液と共に排出されただけで問題ないようにも感じましたが、私は医師ではないので判断はできません。同僚や上司に相談したところ、本人がしんどいと言っているなら、緊急性がある症状かどうかは救急隊員が到着次第、血圧等を計り判断するので、とにかく現場に救急車を手配してはどうかとの提案があり、私はEさんの自宅に向かわせる救急車を手配しました。あいにく私の職場からEさんの自宅は遠いので、救急車を手配したほうがいざと言うときのために迅速に対応できるとも思い、そうしました。
私の勤務する病院は、年末年始はよほどの緊急性のある患者様ではない限り救急を制限しているため、多分ここには運ばれてこないだろうと上司から言われ、結局Eさんの自宅近くの病院に搬送されました。救急病院ではCTを取り、体内に大きな石がなく排出されたことが確認できたようで、無事帰宅となりました。Eさんは今まで病気になったことがなく、病気への対処の仕方がわからなかったこと、言語の問題、そして日本の病院のシステムがわからないためにパニックになったようでした。病気の症状的には特に問題はなかったようでした。結石は大きいものでなければ、自然排出と治癒しかないので、時間薬となります。
しかしながら、その後もEさんは痛みと血尿に苦しみ、闘病生活が続きました。まともに食事も作れない状況でしたし、不安で仕方ないと言うので、私はEさん宅に泊まり込み、ご飯を作って、数日間看病をしました。
せっかくの年末年始で、Eさんと色々計画はしていたのですが、ほぼ全てパーとなりました。食事だけは、お正月らしく、年越しそばや雑煮などを振舞いました。初めての年越しそばや雑煮にEさんはとても喜んでいました。彼は6年も日本に住んでいるのに、全くと言っていいほど日本の文化や食生活を体験していなくて、本当に驚かされます。The コミュ障くんです。
正月休みの最終日にはEさんは大分元気になり、イギリスのパンケーキを作ってくれると言い、振舞ってもらいました。イギリスのパンケーキは、アメリカのものと違ってクレープのことです。薄く焼いた生地にレモン汁と粉砂糖をかけて食べるそうです。初めて食べるその食べ方に味の想像がつかなかったのですが、思っていたよりシンプルで美味しかったです。
手慣れたパンケーキの作り方を見ていたら、相当作ったことがあると確信しました。とても上手にflipしていました。それは見事なflip!!(パンケーキをフライパンの上で投げてひっくり返すこと)
毎年イースターを祝うpancake dayがイギリスではあるのだそうですが、今年は2月21日だそうです。その時にもまた作ってくれるそうです。
ただ、まだ時々痛みがあり、小さい石が出てくるEさん。まだまだ予断は許しません。早く良くなって欲しいよー。