あなたは一体何者なの?

生き方

週末にEさんのところに行き、ゆっくり過ごしました。Eさんのけがは良くなり、問題ないようで、いつも通りの生活に戻りました。私はEさんのことなどで精神的に疲れていたのですが、少し落ち着きました。最近私は疲れやすいのですが、それは年齢のせいかもしれません。アラフィフともなると、そんなものなのかもしれませんね。普段の仕事と通勤だけで、ぐったりと疲れてしまいます。

週末はEさんと色んな話をしたのですが、ふととんでもないことを聞いてしまいました。以前、Eさんが紹介してくれたEさんのアメリカ人の友達の事です。こちらの記事でシェアした方です。

実は、ものすごい有名な人だったのです。私が知らなかっただけでした。・・ていうか、なんで今まで教えてくれなかったの?!って感じです。

私はEさんの友人のRさんのフルネームを知らず、ニックネームしか知りませんでした。ところが週末、たまたまRさんのことが会話にでてきました。起業してお金持ちになったということは以前から知っていましたが、社名をこのときはじめて彼の口から聞き、本当に驚きました。だって、世界中の人が使っているサービスなんですから。

うそでしょ??

何度も「○○?(社名)って・・・あの○○?(社名)え?え?」と頭が混乱して何度も聞き返した程です。

Rさんの起業エピソードあまり詳しく書くとばれてしまうので少し省略して説明しますが、Rさんはスタートアップ起業に携わった後、自身の会社を立ち上げその会社がユニコーン企業へと成長し、億万長者になったようです。

家に帰ってネットでRさんの事を調べてみると、IT業界、起業家の間では超がつく有名人でした。アメリカの有名経済誌にも取り上げられることもあるような、私ごときがそう簡単に会える人物ではありませんでした。絵に描いたような若きシリコンバレー長者でした。(ここでは実名や社名を伏せます)

恥ずかしいことに「Rさんて、賢い人だね。」なんて、どの口が言ってるんだ!って感じです。身の程知らずにもほどがある私。(笑)恥ずかしいです。しかもそんな人としりとりをして遊んでいるなんて・・・。

そこから、Eさんに色んなことを尋ねました。「どうして今まで言ってくれなかったの?」と。でもふと思いました。もしかしたら、Eさんは話してくれていた、もしくは話そうとしていたけれど、私があまりにもIT系のことに興味が無さ過ぎて、話しても意味がないと思ったのかもしれないと。ごめんなさいって感じでした。

そして「Eさん、あなたはサンフランシスコで一体何をしてたの?」と私の中では頭がぐるぐると回り、真っ白でした。

Eさんは、実はRさんだけじゃなくて、他の有名ユニコーン企業創業者が友達だったり、知り合いであることがわかりました。Eさんがシリコンバレーで働いていたその当時は、インターネット関連企業の黄金時代であり、「.com era(ドットコム時代)」と呼ばれ、とても活気があったそうです。Eさんはスタートアップに興味がありましたし、ルームシェアをしていた人たちのところにスタートアップ起業家たちがよく来ていたそうです。自分はいい時代にシリコンバレーにいて、いい経験をさせてもらったと言っていました。その当時のよく語り合っていたまだ名も知れない人たちが、どんどん成功していったそうです。すごい別世界の話なんですけど・・・。

本当に今、私たちがよく利用する世界的サービスの創業者たちばかりなんですよ。信じられません。そんな人たちが周りにいる環境で働き、もちろんその人たちと一緒に仕事をしていたEさん、あなたは一体何者なんですか??

Eさん自体は起業家ではありません。これから起業するっぽいんですけど。本人曰く、「自分はすごい人間でもなんでもなく、普通の人間」と言っていますが、私は正直言って、起業こそはしていないけれど、そんな人たちと一緒に仕事をしてきたEさんはハイレベルな人だと思いました。

私はその辺にいるバツイチ子持ちのおばさんなんですけど、本当にEさんのガールフレンドが私でいいのかしら?と不安になりました。これでまた私たちに格差が一つ増えました。

Eさんが億万長者や有名起業家でもなく、友達や知り合いがそうなだけですから、彼自身は一般人であることには変わりはないのですが、私がEさんのガールフレンドですと紹介される人たちが、頭の切れる起業家や億万長者なのが怖いですし、本当に私でいいのでしょうか?

今週はとてもショックで、「本当に私でいいのか?このまま付き合い続けていいのか?」と悩みました。でも別れる理由が思いつかないのです。Eさんの周囲が特別なだけで、Eさんはいたって普通で、私とは仲が良く、私達には何の問題もないからです。

「サンフランシスコでは人に恵まれ、仕事の面ではいい経験をしたけれども、家賃や物価が高く、喧噪もひどいサンフランシスコに住むことは精神的にとても疲れたし、その生活に戻りたいとは思わない。」と言ったEさん。

Eさんは日本に住み続け、静かにゆっくり暮らしたいそうです。病気になっても日本で治療したいそうです。Eさんが日本に住み続けるのなら、きっとEさんには私が必要だと思います。Eさんのガールフレンドが本当に私でいいいのか?と悩みましたが、Eさんが日本でこのまま暮らし続けるなら、なんにも問題が無いように思いました。彼の友達は確かにすごい人たちばかりで、Eさんもハイレベルな人で、そして私は頑張っても追いつけず、その中に入る隙もないのですが、それと私たちの関係は別だと信じようと思いました。というか信じるしかないですよね。

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