息子の大学院試験の結果発表が9月の上旬にあり、合格が分かりました。念願叶って第一志望の研究室に進学することができました。
東京大学の大学院で、情報関連系の研究室に決まりました。
先生からは「試験の倍率は高かったんだよ・・・」(3.5倍ほどあったとか)と、あとから聞いたようですが、そんなに競争倍率が厳しい研究室に息子が進学することができたなんて、本当に未だに信じられません。
合格発表があってからは、あれよあれよと事が進み、入学手続きをし、部屋探しをし、家具・家電を購入し、引っ越しをするというこんな大仕事を、9月30日からガイダンスが始まるということで、たったの2週間でやり遂げなければいけませんでした。まるで嵐のような2週間でした。息子にとっては初めての一人暮らしですが、長年一人暮らしを望んでいたため、ウキウキの様子でした。
息子は秋入学を希望していたため、10月1日の入学式に出席しました。東大の本郷キャンパスにある安田講堂にて挙行されました。さすがに秋入学は留学生が多く、入学式は全て英語で行われ、式に参加している学生(学部生&大学院生)、家族も外国人が多く、インターナショナルな雰囲気が満載でした。
他の学生たちと写真を撮り合ったりし、そこから会話が弾むのは良いのですが、何語で話してよいやら、英語やら中国語やら、色んな言語が飛び交っていました。実際、どこの研究室にも外国人が多いようで、今後あらゆる場面で英語を使う機会がどんどん増えることでしょう。東大の大学院の入学試験には英語のレベルがかなり要求されますが、それにはこういった事情があるのだと思います。
東大藤井総長の式辞は約20分にも渡る壮大なものでした。学生、家族に分かるように悠々とそして堂々と話されるその様はとても素敵でした。
大越理学系研究科長の式辞もとても面白く、調味料の「味の素」の基礎となるグルタミン酸ナトリウムを発見した池田菊苗博士と夏目漱石との関係についてのお話でした。興味がある方はこちらからどうぞ。
息子は研究室にて挨拶を済ませ、学校が既に始まっているようです。先輩、同期の学生たちは能力、経験値が高く、また意識も高いようで、心して皆さんについていき、食らいついて勉強するぞ!と意気込んでいる息子でした。
今までたくさん勉強していた息子を見てきたので、第一志望の研究室に進学できたことをとても誇りに思います。そして今後の息子の成長を楽しみにしたいと思います。