就活中の息子、「自分はスタートにすら立ってないない」と言う

教育

実家に帰省した私は、実家で息子と合流しました。

私は息子とはお盆に会っているので3か月ぶりに会いましたが、やはり今回も息子の就活の話になりました。

既に内定は3つの企業さんからいただいているのですが、それ以外にも

「是非、うちに来てください!」

という熱いラブコールを送ってくださった企業さんもあったそうなのですが、それを断り、内定を辞退をした企業が実は2つあったそうです。私は知りませんでした。サマーインターンは研究が忙しい理系院生なのに8つも参加していたそうです!!睡眠時間は毎日2~3時間だったとか。

そして今、内定をいただいている3つの企業のうち、一つはこれからお断りをする予定だそうです。

就活戦線、なかなか無双しているじゃないか、息子よ!

大学院生、理系、そして東大。これは新卒就活においては学歴ヒエラルキーのトップなわけです。

では、東大理系院生なら簡単に内定をもらえるのかと言えばそうでもないようで、うまくいっていない東大理系院生もたくさんいるらしいとのことでした。東大理系院生は研究をやりたいという人が集まるため、研究に対する熱意などはすごく、研究職としての才能があるものの、コミュニケーションが苦手という人も少なくないようで、そのため就活戦線においては苦戦することもあるのではないかということでした。

逆に息子のように研究職には向いていないけれどビジネス向きというように、人それぞれ活躍できる場所が異なるのかもしれません。

元々息子も理系の研究職を目指していたのですが(私もそれを期待していました)、息子は東京に行って、自分の才能に気づいたそうです。自分に研究は向いていないし能力もないと。その代わり理系で培った論理的思考力を土台にした弁が立つので、それを活かしてビジネスの世界でやってみたいということでした。

久しぶりに会った息子に驚いたことは、

「あれ?こんなに口が達者だったっけ?」という感覚です。

私が想像していたところとは異なる業界や企業の就活をしている息子に、たくさんの疑問符があったのですが、息子は就職したその先もきちんと考えていました。

「僕は、スタートにも立っていない。まだ何もしていない。就職して、ビジネスを学んで、人脈を作り、お金を貯めて、起業する。どういうことをしたいかも大体、決めているんだ。だからその起業に結び付くところを選んで就活している。やりたいことがたくさんある。ビッグになって、成功するんだ。本当、自分はまだまだだよ。就活でどれだけ内定をもらっても、全然だよ。まだ何もやり遂げていないよ。早く社会に出たい!」

目を輝かせてそう言う男の子の顔は、もう私の知らない息子でした。

ここで・・・・

東大理系院生の就活事情について

理系といっても幅広く、専攻や研究内容によって全く異なるのですが、ざっくりと息子から聞いた話です。

①自由応募


理系と言えば教授や研究室からの推薦で専門性に直結する業種で就活をするイメージあるかと思いますが、東大生に関しては、基本的に自由応募で就活をするそうです。
まず、企業からたくさんのオファーが来るので、選び放題だということが大きな理由の一つのようです。自分の可能性を試したいというのもあるのかもしれません。

また、最近は早期選考など就職戦線のスタートが早くなってきており、推薦での就活はそのだいぶ後になることもあり、一旦自由応募でいくつか内定をいただいておいて、推薦枠で行きたい企業があれば、その後に受けるという形になるそうです。もし、自由応募で行きたい就職先があればそこで就活は終わるため、推薦枠に頼った就活をする東大理系院生は一般的ではないとのことでした。

推薦枠を狙って就活をし、もしそこが落ちてしまった場合、その後に自由応募できる企業はほとんど残っておらず就職浪人になる可能性がありますから、推薦に頼った就活は確かに現実的ではないですよね。

②専門性を優先しない

東大理系院生は、必ずしも専門性に直結する業種のみで就活をするわけではないようです。理系の素地や専門性を活かし、幅広い領域で自分の能力を発揮させることを考えています。理詰めで頭がきれる面々が集まる戦略コンサルティングファームなどは、その最たるものかと思います。

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