もうすぐおこたにみかんの季節。
少し早いけど、みかんを買って食べた。
そして食べ終わったみかんの皮で、さあ、実験TIME!
この実験は米村でんじろう先生が紹介する実験の本の中から。
100円ショップ大手のダイソーでは、
オレンジの皮の実験が英語で出来るキットを販売しているので、
簡単に英語でオレンジの皮実験ができちゃうので、オススメ!
オレンジの皮に含まれるオイル『リモネン』は、
プラスティックやゴムを溶かす性質がある。
その性質を利用して、
1、火花を作る実験
2、風船を割る実験
3、発泡スチロールを溶かす実験
の3つを行った。
<火花を作る実験>
●材料
*ろうそく
*ライター
*みかんの皮
まずリモネンが油であることを知ってもらうために、
ろうそくに火をつけ、みかんの皮を2つ折りにして汁を飛ばした。
すると線香花火のようにパチパチと火花を散らした。
(一瞬の反応のため、写真は上手く撮れず。)
<風船を割る実験>
●材料
*風船
*みかんの皮
次にゴムを溶かす性質を利用して、風船を割る実験。
風船をなるべくパンパンに膨らませる。
みかんの皮を二つ折りにして汁を飛ばす。
するとちょっと時間差が生じるけど、パンと一瞬にして割れる。
結構びっくりするよ!
(この実験も一瞬の反応なので写真は撮れず。)
<発泡スチロールを溶かす実験>
●材料
*発泡スチロール
*みかんの皮
(うちは、この実験の際、ダイソーのキットでスタンプを作った。)
型紙のイラストを発泡スチロールの上にのせ、
その上から、みかんの皮の汁をまんべんなく塗る。
溶けた発泡スチロールが固まったら、型紙をはずし、
出っ張っている部分にインクをつけてスタンプ!
↑あまり良く映ってない?ちょっと失敗!!
15分くらい置いておいてこれくらい。
みかんの皮はなるべく新しいものじゃないとオイルがあまり出ない。
みるみる溶けていくわけではないので、気長に・・・・。
<なぜ?>
発泡スチロールの材質は、ポリスチレンというプラスティック。
細長い鎖が絡まったような形をしている。
これにリモネンが入り込むと、この鎖をほぐしていき、溶かしていくのだそうだ。
・・・・ということで、この原理がリサイクルに使われているらしい。
エコだね!
(実験のやり方だけでなく、理由までダイソーのキットには英語で書かれているよ!)
そして発泡スチロールを溶かす物質は、リモネンだけではない。
マニキュアを落とす除光液も、実は発泡スチロールを溶かしちゃうのだ!
除光液に含まれるアセトンがリモネンと同じようにプラスティックの分子をほぐし、
溶かしていく。
この原理もリサイクルに使われていると、
うちが持っている英語の実験本に書かれていた。
この実験もやったよ!
●材料
*除光液
(アセトンを含むもの。
最近はアセトンフリーの除光液がでているので表示をよく見てね。
100円ショップで買えるよ!)
英語ではnail polish removerと言うらしい。
*発泡スチロール(styrofoam)
*発泡スチロールを液で浸すための容器
溶けていない発泡スチロールと、溶けた発泡スチロールの大きさがわかるかな?
とうもろこしの澱粉で出来た発泡スチロールみたいなもの
(「とうもろこしスティック」と呼ばれ、
100円ショップで工作用として売られている)も入れて比べてみたよ。
(写真左上の緑色の大きいもの)
反応が出るまで少し時間がかかるので、気長にね。