息子が大学入学時にクレジットカード(Booking.comカード)を作成しました。その時にここでカード作成について紹介をしてきたのですが、なんと!そのカードが旅行分野に特化したカードという特性のため、コロナの影響を受け、サービス終了となってしまいました。だいぶ前にカード会社からお知らせが届いており、次のカードはどれにすべきか息子と二人で検討を続けていました。Booking.comカードは3月末をもってキャッシュバックポイントがつかなくなることから、この3月にのり替えを考えていました。クレジットカードは1枚しかなく、しかもそれがメインカードでしたので早急に乗り換えなければいけません。
2年前のクレジットカード作成時のカード選びの条件は以下で、全ての条件を満たしていたBooking.comカードを選択しました。
①国際ブランドはVISAであること
②還元率が高いこと
③年会費が永年無料であること
④還元ポイントが使いやすいこと
①国際ブランドはVISAカードであること
VISAは北米に強く、Masterはヨーロッに強いカードですが、カードの発行は行っていません。JCBは日本独自のブランドであり、カード発行も自社で行っています。AMEX、Diners Culbは旅行やエンタメ系が充実した富裕層向けのハイブランドカードです。
日常使いの初めて作るメインカードなら息子の場合VISA一択でした。
余談ですが、私はコロナ禍以前はハイクラスの外資系ホテルに勤めていました。AMEXカードのセンチュリオン会員(超・超お金持ちが持つブラックカード/保有者の平均世帯年収は約2億円ともいわれています)がゴロゴロ宿泊客として滞在していました。センチュリオン会員は滞在中にご本人が望めば特別なサービスが提供され、特別待遇で滞在できました。ステータスのある人たちというのは、本当にすごいです。
②還元率が高いこと
昨今、高還元率ですとだいたい1%くらいです。
③年会費が永年無料であること
学生ですから利用金額が知れています。それなのに年会費を払う必要はないように思いました。「初年度だけや学生の間だけ年会費が無料」というクレジットカードもありますが、永年年会費が無料がベストと考えます。
④還元ポイントが使いやすいこと
これは結構重要なポイントでした。上記①、②、③を満たすカードはいくつかありました。
ポイントが溜まっていても有効期限を忘れずに使う管理が結構難しいのです。そうなんです!ポイントの管理、これが結構ネックになると思うんですね。ポイントをどう消化するか、どこでどう使うかです。自分が使えるところで使えないと意味がない。
Booking.comカードはカードを使うと自動的に1%キャッシュバックされたので、還元ポイントの消化漏れがなく、とても使い勝手が良かったんです。(※正確には翌月にポイントが付与され、翌々月の利用分から自動的にキャッシュバックされる仕組み)ポイント管理の必要がなく、かなり重宝していました。
残念ながらこのような特性をもつクレジットカードが見つからなかったため、ポイント管理がしやすいカードを探すというより、管理はしなければいけないけれでも、取得したポイントを必ず消費できることを重視しました。
私が現在使用しているメインクレジットカードも実は、自動的に1%キャッシュバックされるもので、20数年前に作りました。今はもう新規会員を募集していないので、一般にはお目にかかることのないクレジットカードなのですが、既存会員はずっと使い続けられ、管理がいらないので、非常に楽です。
今回、息子のクレジットカードを新規で作るにあたって、魅力的なカードを見つけたため、サブカードとして私も別カードを作成することにしました。
そこで選んだカードは、以下の3つです。
1.三井住友カード(NL)
2.リクルートカード
3.楽天カード
本日は、1番目の三井住友カード(NL)について紹介します。
三井住友カード(NL)ってなに?
三井住友カードが発行している新しいカードで、NL=ナンバーレスカードのことです。字のごとく、カード表面にカード番号がありません。(Vpassアプリに登録が必要になりますがそれを使えばカード番号がわかります)すっきりしたデザインでセキュリティーもしっかりしており、タッチ決済が採用されていますので、コロナ禍のご時世、機器に触れずにキャッシュレスで決済できるのが嬉しいところです。また年会費が永年無料です。
還元率について
通常使用の還元率は0.5%で、Vポイントという三井住友カード独自のポイントで還元されます。
使用シーンやどの支払い方を組み合わせるかによって通常還元率0.5%以外の還元率になります。
使用シーン | 還元率 | プラス還元率 |
<1>コンビニ3社(セブン、ローソン、ファミマ) マクドナルド | タッチ決済:5% タッチ決済以外:2.5% | 家族登録1人につき+1% (※1で説明します) 最大で+5% |
<2>学生限定サブスク割引 (Amazonプライム、 DAZN、Hulu、U-NEXT LINE MUSIC) | 通常0.5%+9.5%ポイント(利用金額200円(税込)につき)=10% | |
<3>学生限定携帯料金割引 (ahamo、au、SoftBank docomo、povo、UQ mobile LINEMO、LINEモバイル Y!mobile、y.u mobile) | 通常0.5%+1.5%ポイント(利用金額200円(税込)につき)=2% | |
<4>学生限定QRコード決済のLINE PAYとの紐づけ | 通常0.5%+2.5%ポイント(利用金額200円(税込)につき)=3% | |
※2 学生限定サービスのサブスク、携帯料金、LINE PAY支払いの利用上限金額は3サービストータルで月額3万円までですので注意が必要です。 |
学生が三井住友カード(NL)を持つと、還元率がぐっと上がります。なぜなら学生がよく利用するシーンにおいて還元率が高くなるよう設定されているからです。詳しくはこちらへ
実際に息子の場合、サブスクではAmazonプライム、LINE MUSICを利用しており、携帯電話はahamoを、またLINE PAYも利用しているため、三井住友カード(NL)と紐づけて還元率を高くできるようになりました。若い学生ならコンビニ、マクドナルドもよく利用しますよね。
※1 ”家族登録”について
学生でも本会員としてカードを保有し(家族カードではない)、かつ家族に三井住友カード(NL)を本会員として保有する人がいると、家族1人あたり+1%の還元率になります。(最大5人までの家族登録ができますので、最大+5%になる)
<例>
我が家の息子と私がマクドナルドかコンビニ3社で利用した場合、
タッチ決済5%+私or息子分で1%=6%
つまり我が家の息子もしくは私がマクドナルドかコンビニ3社で利用すると6%の還元率になります。
他に兄弟、祖父母などの家族が三井住友カード(NL)を保有していると、さらに7%、8%・・・と家族の人数分だけ最大10%まで還元されます。
決済時には必ず、タッチ決済にしませんと還元率は下がりますので注意が必要です。
「タッチでピッ!」というアレです。
※2 月額利用額の上限について
学生限定サービスのサブスク、携帯料金、LINE PAY支払いの利用上限金額は、3つのサービストータルで月額3万円までですので、注意が必要です。
ポイントの使用方法について
●コンビニなどのVISAタッチ決済加盟店で使用
貯まったポイントは、Vポイントアプリを使えば1Vポイント=1円で、VISAタッチ決済加盟店で使用可能です。
●キャッシュバック制度
1ポイント=1円分で利用できます。貯まったポイントをキャッシュバック交換に申し込み、クレジットカードで決済する際にそのポイントが消化される仕組みです。気をつけなければいけないことは、交換後3ヶ月でポイントが消滅してしまうため3か月以内に使用しなければいけない点です。詳しはこちらへ
●他ポイントに交換
Vポイントアプリで楽天ポイント、auポイントとdポイントに変換できます。
ただし、注意が必要なのですが、楽天ポイント、ポンタポイント、dポイントは等価交換できず、1Vポイント=0.8ポイント(0.8円)になり、500ポイント(500円)→400ポイント(400円)のようになってしまいます。
三井住友カード利用法のまとめ
コンビニ、マクドナルドでの利用、また学生限定サービスのサブスク、携帯、LINE PAYでの月額3万円までを三井住友カード(NL)で利用し、貯まったポイントはVISAタッチ決済加盟店で使用したり、キャッシュバック制度を利用する方法がよいと思います。
それ以外の利用の仕方ではもっと還元率のよいカードがあるため、そちらを使うことがベストだと考えています。
Apple Payへの紐づけと決済時の注意点
iPhone利用者ならApple Payと三井住友カード(NL)を紐づけることができます。電子マネーのiDとして使用することもできるのです。カードがなくとも携帯電話をかざすだけでキャッシュレス決済ができますが、コンビニやマクドナルドで使用する際は注意が必要です。還元率をあげるためiD決済やApple Pay決済にならないよう、クレジットカードのタッチ決済になるようにしなければいけないからです。決済は携帯でできるのですが、セルフレジの場合はクレジットカードを選択し、携帯電話をかざす、有人レジの際は「VISAのタッチ決済で!」もしくは「クレジットで!」と言って、携帯電話をかざしてください。セルフレジでApple PayやiDを選択するとiD扱いになってしまい、還元率が下がってしまいますので、くれぐれもApple Payと三井住友カード(NL)を紐づけて、携帯電話をかざして決済する際は気をつけてください。
付帯保険について
三井住友一般カードと同等の保障が年会費無料でついてきます。(お買い物安心保険は付帯していません)詳しくはこちら
カード発行が簡単
即時発行ができ、ネットで必要事項を記載しただけで、1週間程度でカードが手元に届きました。以前は高校を卒業し未成年の大学生がカードを作るには親権者の同意が必要であったり、少し手間がいりましたが、今年の4月からは成人年齢が18歳になるため、親の同意なしにクレジットカードが作れますので、これからはその必要なくなり、本当に即時発行できる時代なのだと思います。
けれどもはクレジットカードを持つことがどういうことなのかをしっかり教える必要があり、特にキャッシング、リボ払いについて注意が必要です。そうしませんとカード破産への道まっしぐらだからです。
以前息子が持っていたBooking.comカードの発行会社が三井住友カードでした。今回も同じカード会社でのカード作成だったため、信用があるためか利用枠が上がっていました。本人は喜んでいましたが(大きな買い物や旅行代に使うと枠がすぐになくなってしまうため)、使い過ぎに注意するようには促しました。
我が家は基本的にキャッシング機能はつけさせません。キャッシング機能をつけるかどうかは選べますし、キャッシング機能をつけても利用枠を申し出により低く設定することもできます。上手にクレジットカードとお付き合いすることが大事だと思います。
↓三井住友カード(NL)カードの申し込みはこちらからできます。
にほんブログ村