教えて!大学生が初めてクレジットカードを作るなら?No.2

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前回は、オススメカードその1として”三井住友クレジットカード(NL)”をご紹介しました。今回はその2として”リクルートカード”と”楽天カード”についてご紹介します。

リクルートカードとは

言わずと知れたリクルートが発行しているカードです。発行会社はJCBと三菱UFJニコスです。国際ブランドはJCB、VISA、Mastercardです。年会費は永年無料。メインカードでVISAを持っているならJCBやMastercardで作成してもいいと思いますが、初めての1枚でしたらVISAがおススメです。

リクルートカードの還元率とポイントの貯め方

一般のクレジットカードの還元率は0.5~1%で、1%の還元率でも高いと言われている中、リクルートカードの通常還元率は1.2%です。一般カードとしてはかなり魅力的な還元率の高いカードとなっています。カードを使用するとその還元率はリクルートポイントとして貯まります。そのポイントをリクルートが運営する「ホットペッパービューティー」、「ホットペッパーグルメ」、「じゃらん」で使用することもできますし、Pontaポイントやdポイントに等価で交換することもできます。

クレジットカードと言えば、そのまま実店舗での提示やネット注文の際に登録して使うイメージですが、最近は様々キャッシュレス決済があるため、クレジットカードと紐づけることによって更にお得になる仕組みになっています。ほんの数年前であったら考えられない時代の変化です。新型コロナの広がりによってキャッシュレス決済が一気に普及した感じがします。

他の決済方法と紐づけすることで還元率を通常の1.2%よりあげることができます。

d払い(QRコード決済)との紐づけ←おススメ!!

d払いとはNTTドコモが運営するキャッシュレス決済システムです。ドコモユーザーではなくともdアカウントを作成すれば利用可能です。d払いには『d払いで支払った利用分を毎月の携帯電話の支払いと合算する方法』と『クレジットカードと紐づけて決済する方法』とがあります。d払いの決済方法をリクルートカードに紐づけることによって最大2.2~2.7%の還元率になります。

d払いの決済方法をリクルートカードに設定する:通常還元率の1.2%
実店舗にてd払い:0.5~1%の還元率(店舗によって異なる)
ネット店舗にてd払い:1%の還元率

つまりd払いができるところで利用すると合計1.7〜2.2%の還元率になります。
またdポイントカードを提示することによって、さらに0.5〜1.0%(店舗によって異なる)のポイントが付くため、2.2~2.7%の還元率にまで上がる仕組みになっています。

dアカウント、d払い、dポイント、全てアプリをお手持ちのスマホにダウンロードし登録すれば簡単に利用できます。実店舗ではスマホをかざすだけです。

②楽天edy(電子マネー)との紐づけ
(注:国際ブランドがJCBの場合は紐づけできません)

楽天edyとは楽天グループが運営する電子マネーキャッシュレス決済システムです。
楽天edyをリクルートカードで紐づけることによって最大2.2%の還元率になります。

楽天edyの決済方法をリクルートカードに設定する:通常の還元率1.2%
楽天dyでの支払い時:0.5%の還元率

つまり楽天edyを利用すると合計1.7%の還元率になり、また楽天ポイントカードを提示するとさらに0.5%のポイントがつくため、2.2%まで還元率があがります。これはd払いの紐づけと同じですね。ただ、上限が決まっており月額3万円以上の利用分はポイントがつかないため、注意が必要です。

基本的には上限のないd払いとの紐づけがおススメです。貯まったリクルートポイントをdポイントに自動変換設定にしておけば、還元率が高いままリクルートカードを利用でき、またポイントもあわせて処理できるため管理の手間が省けるからです。ただ、利用する店舗により、d払いが使えず楽天edyしか使えない場合もあるためその時は楽天edyがあると便利だと思います。

<番外編>
リクルートカードと他の決済方法の紐づけを考えている方へ、ここで注意点を説明したいと思います。

注1:スマートICOCA(JR西日本が発行する交通系のICカードでクレジットカードと紐づけができるカード)との紐づけもできますが、国際ブランドのJCBは非対応です。モバイルSuica(JR東日本が発行する交通系ICカードのスマホアプリ)は全ての国際ブランドとの紐づけが可能ですが、モバイルSuicaの電子マネーチャージをする場合、リクルートカードの国際ブランドJCBは、還元率が0.75%になります。


注2:Apple Pay への登録は国際ブランドのJCBは非対応です。VISA、MastercardはApple Pay への登録が可能で、実店舗ではQUICPayとして利用できます。MastercardのみApple Pay への登録が可能なだけではなく、Apple Payの実店舗とネット、アプリでの決済にも対応しています。

リクルートカードのポイントの利用方法

リクルートカードの利用で還元された分はリクルートポイントとして貯まりますが、利用方法は以下になります。

●リクルートポイント→ホットペッパー系、じゃらんサイトで利用 
●リクルートポイント→dポイントに等価交換→dポイントが利用できるところで利用、ポン活で利用
●リクルートポイント→Pontaポイントに等価交換→Pontaポイントが利用できるとことで利用、ポン活で利用

ポン活でローソンお試し引き換え券にてポイントを利用する方法
還元率が1.8〜3.6%還元になります。少し手間がかかりますがローソンをよく利用し、欲しい商品がある方はおススメです。お試し引換券はローソンで販売されているお弁当類以外の食品・飲料品が対象です。
(Loppiかローソンアプリで発券します。)

以上、学生が利用するシーンを想定して説明してきました。社会人で利用する場合はシーンが異なるかもしれませんが、高還元率のカードですし、持っていて損はないカードだと思います。国際ブランドは他決済との紐づけができない国際ブランドがありますし、ご自身が利用するシーンに応じて選んでください。

リクルートカードの付帯保険について

旅行損害保険
海外旅行 最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行 最高1,000万円(利用付帯)

ショッピング保険
国内・海外 年間200万円

詳しくはこちら

楽天カードについて

楽天カードは有名ですので皆さんもうご存知でしょう。楽天グループが発行しているクレジットカードです。国際ブランドはVISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESSの4種類あります。年会費は永年無料です。

楽天グループは独自で色んなサービスを展開しており、賢く使えば楽天経済圏でお得になります。しかしながら、色々ありすぎて管理が大変という印象が私にはあります。我が家は親子そろってADHDですので、複雑かつ細かい管理は苦手なのです。そのため紹介するカード機能や使い方はシンプルで手間のかからないもののみになっています。もっと深く楽天グループのお得な使い方を知りたい方はご自身でお調べください。

楽天カードの還元率とポイント貯め方

楽天カードの通常還元率は1%で高還元率のカードになっています。楽天市場を始めとする楽天経済圏でしようするとさらに高い還元率になります。例えば楽天市場では、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」が適用となり、カードランクに応じたポイントが倍付けされます。

余談ですが、私はこの春から携帯電話をNTTドコモから楽天に変えました。繋がりにくいとか色々と言われている楽天モバイルですが、私の生活圏内では問題なく使用でき、通話が無料、通信料も圧倒的な安さで言うことがありません。非常に快適で満足しています。おまけにSPUも上がりますし文句なしです。ちなみに楽天モバイルは1GBまでなら月額無料のため、0円でサブ回線として所有しておき、それでSPUを上げるという裏技があります。楽天モバイルはeSIMの先駆けですので、楽天モバイルのSIMはeSIMにしておき、今利用しているSIMはそのまま入れておくデュアルSIM(SIMカードを2つ携帯電話に搭載する)も可能です。私も楽天モバイルのeSIMを使用していますが、物理SIMと違って郵送されるのを待ったり、携帯電話に差し込んだりという手間がなく非常にラクでした。

注:デュアルSIMとは
物理SIMカードとeSIMを携帯電話に入れ、2つのSIMを切り替えて使用すること。比較的新しい携帯電話の機種であればデュアルSIMに対応しています。

楽天経済圏ではなく、楽天カードの一般店舗でのお得な利用方法についてここでは紹介したいと思います。
楽天ペイ(QRコード決済)を使用する方法がおススメです。
楽天ペイ(QRコード決済)の決済方法を楽天キャッシュ(電子マネー)に設定します。この紐づけで1%の還元率になります。
また楽天キャッシュ(電子マネー)のチャージを楽天カードですると0.5%の還元率になるため、合計1.5%の還元率になります。またポイントカード提示で0.5%から1%(店舗によって異なる)のポイントがつくため、最大2%~2.5%の還元率になります。楽天ペイ(QRコード決済)ができるところではおススメな決済方法です。

楽天ポイントの使用方法

楽天ポイントの使用方法は、一番手っ取り早いのは楽天グループでの利用でしょう。楽天市場をよく利用する方ならポイントは考えることなくどんどん消費できると思います。また一般店舗なら楽天ポイントが提示できるところでしたらどこでもポイントを利用できます。

カードの発行方法について

リクルートカードも楽天カードも申し込み、発行が非常にラクで簡単でした。ネットで申請し、3時間後には審査が通り、1週間後にはカードが届くという迅速さでした。

まとめ

1.三井住友カード(NL)VISAはサブスクの引き落としとコンビニ利用の際に利用

2.リクルートカードVISAはメインカードとして利用

3.楽天カードVISAは楽天グループで利用する際やメインカードが利用出来なくなった時のサブカードとして利用

今回3枚のクレジットカードを作成した息子ですが、上記のように用途を3つに分けて利用しています。

物価が上がり、いかに賢く消費するかがキーワードになっていますが、現金を使うよりキャッシュレス決済のほうが断然お得ですので、これを機に見直してみてはどうでしょうか?

いくらお得だといっても管理をすることは手間がかかり大変です。カードを複数持ちをすればなおのこと管理に時間を費やさなくてはいけません。管理の手間や考える時間も節約しなければ意味がありませんので、管理できる範囲でのカード利用をおススメします。

我が家はADHD親子で、基本的には細かい管理が得意ではありません。ですからなるべく管理の手間がかからないカードを選択していましたが、2020年4月の初めてのカード作成時より明らかに情勢が変わり、キャッシュレス決済が多様化し、これからの世の中は多少の管理の手間は必須なのかなあ・・・と感じ、考え方を少し改めました。

今回クレジットカードを作るにあたり色々調べましたが、基本的なほとんどの情報を息子が調べました。それをさらに深堀したり、付け足した部分は私が調べました。とても勉強になり、現在の金融情報を知るいい機会になりました。ご参考くだされば嬉しいです。

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