昨年の10月に大学院に進学した息子。秋入学をしたため、日本人が応募できる奨学金制度がありませんでした。そのためこの9か月間、私は頑張って息子へ仕送りをしてきました。息子も息子でインターンをしてお金を稼ぎながら、研究に励んでいました。
春になり、日本人が応募できる奨学金制度が出てきたため、ありとあらゆる奨学金制度に応募しました。もちろん、貸与型ではなく給付型のみの応募のことです。
そして息子から「修士修了までの間、給付型奨学金を受けられることになった」と連絡がきました。いくつかの民間財団よりいただけることになり、仕送りやアルバイト、インターンをしなくても、一人暮らし生活ができる程度を給付してもらえることになったと報告を受けました。
これで私は仕送りから解放されます。そして息子は研究に専念できることになりました。
多分、息子は博士課程には進まないようですので、残りの1年半をもって学生生活終了です。私自身も息子への経済的援助は、今回の奨学金をいただけたことで実質終わりました。
子育てはお金がかかります。特に教育費です。これでも我が家はオール公立ですし、奨学金制度は全て給付型をいただき、授業料免除にもなっていたため、他のご家庭に比べればありがたいことにお金がかかっていないほうだと思います。もし、これが息子が奨学金をいただけるほどの学力がなければ、とても大変だったと思います。息子の頑張りに感謝し、そして息子へ奨学金として未来を託してくださった今までの企業(民間財団)の皆様に感謝です。
高校から大学院において、様々な民間財団の給付型奨学金をいただいてきました。応募方法や経験談ははこちらから参考になさってください。
別れた父から、「大学進学の援助をしない」と突き放され、「大学には行けないかもしれない」と一時は落胆していた息子に、「給付型奨学金制度というものがあるから、それにたくさん応募して、お母さんもできる限り援助するから一緒に頑張ろう」と励ました頃が懐かしいです。大学一年生の頃は応募の仕方がわからず、右往左往する息子と一緒に書類を集めたり、小論文のネタを考えたりしました。二年目からは息子自ら積極的に奨学金制度に応募し、大学院に進学する際も情報を集めて、チャレンジしてきました。
母子家庭でも、チャレンジする気持ちがあればできる!ということをお伝えしたいです。諦めないでください。