息子の門出、私の子育て卒業

大学情報

息子が2026年9月18日に大学院を修了しました。

とても良い修了式でした。

秋入学、秋卒業はやはり留学生が多く、インターナショナルな雰囲気でした。ご家族や友人、恋人などがたくさん来ており、また民族衣装を着用される方もおられ、日本なのに外国にいるようでした。

式典も入学式と同様にALLイングリッシュでした!

本当にたくさんの方が来られていたため、残念ながら私は会場となる安田講堂には入れませんでした。そのためLIVE配信会場に案内され、そちらで学位記授与式を見る形となりました。これは残念でした。

しかし、そのLIVE会場には私以外にもたくさんの安田講堂に入れなかった方がいらっしゃったので、多くの方々がお祝いに駆けつけたのだろうな…と思いました。

アカデミックガウンを着た学生がたくさんいました。東大は学部、修士、博士で、ガウンの色が異なります。息子は修士用の青いガウンを着ました。満面の笑みを浮かべ、自信に満ち溢れた顔で青ガウンを着ている息子。誇らしく思いました。四角い形状の黒の角帽を投げたりして、外国映画のワンシーンのようでした。

藤井総長の告辞も素晴らしかったです。

「見る」ということを視点に、考えさせられる内容で、非常に興味深かったです。よければ東大のHPをご覧になってみてください。

息子のお祝いに彼女も駆けつけてくれました。私は初めてのご対面でした。可愛らしく、愛嬌があり、息子へは花束のプレゼント、私へは洋菓子を手土産に持って来てくださり、気遣いのできる素敵なお嬢さんで、育ちの良さが節々に感じられました。「息子を選んでくれてありがとう」と心から思いました。

息子と彼女の仲睦まじい姿を見て、「私は場違いかも。二人だけで過ごさせてあげた方がよかったかな。」と大学院生の修了式にまで親がしゃしゃり出てきたことを少しだけ恥ずかしく感じました。

二人の姿をみて、世代交代の時がきたようにも思い、「これからは若い二人で未来を作っていくのだなぁ。中年の私は老後生活に入っていくのだなぁ…」と、しみじみしてしまいました。

修了式の後は3人でランチをして、少しおしゃべりをしました。息子が結婚して子供ができたりしたら、こんな感じになるのかなぁなんて、想像しながら(笑)ちょと気が早いですかね。

息子の周りはわりと既に結婚している人が多いようです。上流組はパワーカップルを目指しているため、そのような選択となるとお互いにお相手が限られ、また競争率も高くなるとのことで、相手を見つけたら他の人に取られる前にさっさと結婚してしまうのだそうです。また、生物学的にも子供を持てる期間も限られていることも逆算して、結婚するタイミングも早めているとのこと。非常に合理的に動いているんだとか。息子もだいぶ影響を受けている感じがしました。

夜はお祝いのために少し豪華なディナーをいただきました。息子のリクエストが鹿肉だったため、夜景の見える鹿肉をいただけるレストランを予約しました。景色は本当にきれいでいかにも「東京!!」という感じでした。レストランを出てから、夜景の見えるビルの屋上に行き、二人で少し話をしました。

私は息子に伝えたかったことがいくつかありました。

1.いつでも、どんなときでも自分の命を一番大切にして行動してね。そして、命を一番に考え、逃げてもいい場面に出くわしたら、その時は逃げて。逃げることは恥ずかしくないし、間違いではないからね。

2.困ったことがあればいつでも遠慮なく、相談してね。経済的なことが一番言いにくいかもしれないけれど、困っているならできる限りのことはするから一人で抱え込まないで相談してね。母はいつでもあなたを応援しているし、味方だからね。

3.母はこれからは自分の人生を生きるから、心配しないでね。

これから息子は一社会人です。遠く離れて住んでいるため、より一層関りがなくなりますし、息子の近況や思いを知ることはなくなります。

だからこそ、伝えたかったこと。それが上の3つでした。

1に関しては、そのままです。生きている、ただそれでだけでいい。

4月からは厳しい社会で一人、頑張ることになります。寝る時間を惜しんで頑張らなくてはいけないこともあるでしょう。理不尽なこと、人間関係に悩むこともあるかもしれません。命が削られて、命を危険を感じるようなら、しがみつく必要はないよと。世の中には仕事はたくさんあるのだから、逃げる=恥ずかしいとか、迷惑をかけるなどと、そんな思い込みをせず、逃げてもいんだよとそう言いました。年齢が若いと視野が狭くなってしまい、思い込んで取り返しのつかない事態になることが怖いと思いました。だから一言いっておきたかったのです。

また、命を大切にする生活とは、それだけではないと思っています。

飲み会で無理な飲みを強いられるとか、危ないレジャーに参加するとか、無謀な車の運転とか、そんなことにも気を付ける生活全般のことも私は伝えたかったんです。

「ただ生きていて欲しい。命があることが一番大事なんだよ。」と。

そして2つめ。私は息子は厳しく育ててきましたが、それでも冷たく突き放してきたつもりはありません。これからも見守るスタンスです。子育てが終わったからといって、息子との関係や縁がこれで終わりとは思ってはいません。大人になっても息子は息子ですし、味方です。困った時があれば、「大人だから頼るのは恥ずかしい」と思わずに、頼って欲しいと思いました。自立した親子を目指してきましたが、それが互いにできるからこそ、本当に困ったときはお互い様ができる関係だと思っています。

最後に3つめ。これは息子が心配していると思い、ちゃんと伝えたかったことで、母一人、子一人という母子家庭親子ならではのテーマなのかなぁと思います。母一人で必死に子育てをしている姿をみているからこそ感じる息子の心配なのだと思います。息子は自分が修士課程を修了したら、母が死んでしまうのではないかとずっと思っていたそうです。私は自分なりに人生を楽しんでいたつもりだったのですが、息子からみると、あまり楽しそうには見えなかったらしいんです。自分を育てるために一人で苦労して大変そうに見えたとのこと。そんな風に思わせてしまったことは、不甲斐ない親であり、申し訳ないと思っています。だから「大丈夫だよ。死なないし、これからの人生も楽しんでいくから。」と伝えました。

そんなこんなで2026年の9月18日は

息子の晴れ姿をみて
かわいい彼女を紹介され、息子の未来の姿を垣間見て
子育ての終わりを感じ、伝えたいことを伝えて

という一日となり、私の長い子育てが幕を閉じたのでした。

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あのときの私にできることを、精一杯やった
息子の大学院修了式に参加するにあたり、4日間東京に滞在していました。修了式は1日だけですが、せっかく東京に久しぶりに行くので、東京観光をしたいと思ったのでした。ミュージカル鑑賞1日目は息子と一緒にミュージカル鑑賞をしました。東京でしか観れな…
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