失業保険を受給中ですが、もうすぐ受給が終わります。次の仕事をどうしたものかずっと考えています。昨年の9月末に退職し、半年間無職生活です。ずっと一人でシングルマザーとしてこの十数年間、仕事、育児、家事を頑張ってきたのだから、半年間休養して充電しても罰は当たらないはずだと思っています。
この2年ほどは睡眠不足が続いており、毎日4時間、長くても5時間ほどしか眠れていませんでした。今までの分を挽回するようにやっと睡眠時間が8時間以上とれるようになり、毎日寝ているか、ゴロゴロしているか、映画を観るか、ネットサーフィンをするか、料理をして美味しいものを食べているか・・・と怠惰な生活三昧です。(週3~4回はジムでウェートトレーニングはしています!)
寝ても寝ても眠いですし、更年期だからなんでしょうか・・・相変わらずやる気も湧いてこず、このままこの生活を続けたいというのが本音です。
働きたくないです。
もう頑張りたくないです。
思い返せば、「よく一人であんなに頑張れたなー」って思います。フルタイムで働いて、家事も頑張って(料理にはこだわりがあって、手作りはもちろんのこと、調味料も自分で作ってました)、子供の相手もして。毎日が本当にあっという間でした。もう一度あの生活をしなさいと言われたらできるかな・・・。多分、息子のためならできるのかな・・・・笑
今は、もう誰かのために頑張るということはしなくてもいいからなのか、頑張りたくありません。でも年金がもらえるまでまだまだ先ですし、老後資金を蓄えないといけませんし、本当はまだまだ頑張らないといけないんですけどね。
氷河期世代かつシングルマザー(時間的、責任的に働き方が限定され、キャリアにオールインできないため)ということもあり、私のキャリアはズタボロです。いい職場に巡り合えず、職を転々としています。アラフィフのおばさんがまた新しい職場で、多分自分の息子ほどの若い子たちに蔑まれながら新しい仕事を覚えて働くなんて、正直想像しただけでぞっとします。こうやって仕事での成功体験を積めないまま年を取ると、「どうせまた別の職場に移っても同じようになるんだろうなぁ」と、仕事の意欲がどんどんそがれ、自暴自棄にも似た気持ちになります。氷河期世代で女性、シングルマザーというのは、この日本で一番の貧乏くじだと思っています。
仕事のことはさておき、今は本当に毎日がとても幸せです。パートナーのEさんと新しい綺麗な家でのんびりゆっくり生活をしています。ストレスもありません。こんな生活を私にくれるEさんに感謝しかありません。私を拾ってくれてありがとう。
「老後は独身の方がお金も時間も自由に使えて気楽」なんていう「おひとり様生活」という生き方もあり、結婚生活で苦労したため、余生は一人がいいという人もいると思います。離別、死別の現在おひとり様は、私の周囲にもゴロゴロいます。そして口々に「一人がいいわー。誰かと一緒に住むなんて考えられない。」と言っています。私が「パートナーと一緒に住むことなった」というと、揃いにもそろって皆「信じられない!」と言っていました。
でも私はやっぱりこうやってパートナーがいる生活の方が一人より良い!と思っています。
なんでも自分で、自分で・・・という全てにおいて選択と決断と責任がある気負った生活も自立していていいですけど、助けたり、助けられたりできる関係、「あ、甘えてもいいんだ」と気を許し合える関係は心に余裕ができて、互いにとってメリットの方が大きいと感じます。
確かに、気を遣うこともあり、互いの距離感は大事ですし、時間もお金も相手のために使うことになり、面倒くさいこともありますが、それ以上に得られる心の安心は何にも代えがたいものがあります。
男性と女性は対になっています。男性がいるから女性がいるのです。女性がいるから男性がいるのです。男性だけ、女性だけというそれぞれの性だけの世界なら、男性や女性という区別をする必要がないのです。なぜ、男性、女性と違う性があり、それぞれ体や能力が違うのか・・・ちゃんと理由があるわけで、対になることで生物学的に役割を果たすことができるわけです。
女性一人だけだったら、不安や怖いこともあります。防犯面では男性がいたなら頼りになります。私は離婚してまだ子供が小さかったころ、この点はいつも不安で特に気を配っていました。息子が大きくなってからは頼りになる存在になり、娘より息子がいてくれてよかったと思う点でした。
女性一人だけだったら、力仕事もできません。引っ越し、家具の組み立て、重いものを持つとき、そんな時はやっぱり男性がいてくれると心強いものです。こういう部分も息子が大きくなってからはありがたかったです。
そして、ちょっと恥ずかしいですが、抱きしめ合える、体の温(ぬく)もりを感じ合える相手というのも必要だと感じます。人の温もりは、心も温かく、優しい気持ちにしてくれ、癒されますよね。友達同士や親子関係でしょっちゅう抱きしめ合ったり、手をつないだりなんて、そんなことはそうそうできませんからね。やはりパートナーがいてくれてこそできることだと思います。(スキンシップで「オキシトシン」、「セロトニン」、「ドーパミン」の3つの幸せホルモンが分泌されます)
男性には強い性欲があり、人間の三大欲求ですから、あるのが当たり前です。女性が対になっていればそれが満たされますし、女性にだって性欲があるのですから、女性も満たされます。男性と女性は対になって、助け合って生きていくことがとても自然な形なのだと私は思います。
今はやっと不安や心配のない自然な生活が送れるようになりました。離婚してからずっと、ずっとそのような生活に憧れていました。ご主人がいる生活を送っている友人たちがとても羨ましかったです。
もっと年を重ねれば、病気や介護の心配、経済的な不安も出てくると思いますが、パートナーがいれば助け合えますから、それも安心です。
多様性の時代ですので、どんな生き方をしようと人それぞれなんですけど、若い頃は一人で気楽に生きていくのもいいですが、年を重ねればパートナーと一緒の生活のほうが私は断然お勧めです!日本の社会制度は、まだまだ夫婦子供がいる前提での制度設計になっていますから、そういう家族構成の方が生きやすいのです。単身世帯の増加に伴い、少しずつおひとり様に合わせた社会制度に変わっていくかもしれませんが、「しばらくはおひとり様は厳しいですよね」と私は思いますし、人間は一人では生きていけないのです。
幸せな生活ではありますが、自分が何者でもない今に不安はよぎります。何者かになりたい。これが今後の私の人生の課題かもしれません。
