春からの大学入学準備!①入学手続き編(国立大学)

大学情報

入学試験に合格した後は手続きをして、新生活の準備をし、入学式を心待ちにしたいもの。親目線で大学新生活に向けての手続き、必需品や準備について、シリーズで紹介したいと思います!
(息子が自宅国立大生ですので国立大学合格者向けになります。)
シリーズ1回目は手続き編です。

入学前通常提出書類

入学前の手続きに必要な書類は以下でした。

1.入学誓約書兼保証書
2.学籍登録票
3.大学共通テスト受験票
4.入学料・授業料振込金受領書
5.高校卒業証明書等
6.学生証用写真
7.2次試験大学受験票

1.入学誓約書兼保証書
入学にあたり大学の規則に従って「勉学に励みます!」と誓う入学者本人の宣誓書兼、保証人になる親が「子供を大学に規則に従わせ、大学での生活において責任を持ちます」と署名捺印する書類です。

2.学籍登録票
入学者の住所や連絡先などの個人情報を登録するための情報書類になります。入学者だけでなく保証人の個人情報も登録します。

3.大学共通テスト受験票
大学共通テスト受験票は入学手続きに必要ですので、捨ててはいけません!

4.入学料・授業料振込金受領書
大学の入学料と授業料の振り込みは金融機関の窓口で行われ、ATMなどではできませんでしたし、引き落としにもなりませんでした。お仕事をしている保護者はお昼休みや仕事を休んで手続きをする必要がありそうですね。

5.高校の卒業証明書
息子は現役入学でしたので高校の卒業証明書の提出が必要でした。高校卒業時にほとんどの高校は卒業証明書を発行し、学生に配布していますので、特別取り寄せる必要はないと思います。
※入学願書提出時に高等学校等を『卒業見込み』の人は卒業証明書が必要で、既卒者は提出不要です。

6.学生証用の写真
これは大学によると思うのですが、学生証用の写真を提出するよう求める大学もあります。
息子が通う大学は、受験票の写真がそのまま学生証に使われるとのことで提出不要でした。
しかし、高校の制服を着た写真が大学の学生証用の写真に使われるのは違和感があり、入学後「学生証を失くしました~」と嘘をついて再発行してもらい、新しいキメッキメッの写真を提出していました。(笑)

7.2次試験大学受験票
提出を求める大学もあります。息子が通う大学では提出不要でした。受験票は共通テストのものも含め、最後まで決して捨ててはいけません!

入学前特別手続き書類

人によっては大学の制度を利用して入学料・授業料の免除及び徴収猶予の手続きをされる方もおられるでしょう。必ず申請の必要があり、大学へ申請手続き書類を取り寄せなくてはいけません。
大学のHPで手続き書類をダウンロードできる場合もありますし、郵送で取り寄せる必要のある大学もありますので、入学予定の大学にて必ず確認してください。

大学独自の免除・猶予制度の利用ではなく、2020年4月から開始した「高等教育の修学支援新制度」(授業料等減免+給付型奨学金)の対象となり、その制度を利用する人は入学料と授業料を納入せずに大学の指定書類により「入学料免除」、「授業料免除」の申請を行う必要があります。
手続きの仕方は、必ず大学HPや手続き冊子で確認してください。

我が家の場合、昨年私が新型コロナを理由に解雇されていたため、この制度の恩恵を受けることができ、手続きを済ませて、入学料と前期の授業料が全額免除になりました。

入学手続き時の諸費の納入について

入学料と授業の他に支払わなければいけない諸費がありました。
いずれも4年分でトータルで64,660円。

事項金額
保険※
●学研災 Aタイプ
●付帯賠責
4,660円
同窓会費30,000円
学友会費
(いわゆる生徒会みたいな組織の会費)
10,000円
学生後援会費
(いわゆるPTAみたいな組織の会費)
20,000円


※保険について
1.学生教育研究災害傷害保険(学研災)詳しくはこちら
学生が教育研究活動中に不慮の事故によって被った傷害に対する全国的規模の統一救済保険。損害保険会社と財団法人日本国際教育支援協会との間に結ばれる団体契約の保険で、全国国立大学の100%が加入登録しています。

2.学研災付帯賠償責任保険(付帯賠責)詳しはこちら
学生教育災害傷害保険に付帯する保険で、国内外において、学生が、正課中、学校行事中、課外活動中及びその往復途中で、他人に怪我をさせ、また他人の財物を損壊したことにより被る法律上の損害賠償を補償する保険。

入学後手続き

1.「通学登録票」記入→「通学定期券購入証」or 「自転車またはバイク登録シール」
2.大学生協加入
3.障害者修学支援サポートセンター相談

1.通学登録票
通学方法と経路は必ず登録しましょう。登録しないと「学研災」や「付帯賠責」の保険の補償から外れてしまいます。
公共交通機関を利用する人は新学期が始まるまでに各交通機関の定期券販売窓口にて「学生証」と「通学定期購入証」を提示して定期券を購入しておきましょう。
ですが現在はコロナ禍。オンライン授業などで通学機会は減っている場合は、必ずしも定期券が必要ではないかもしれません。1週間の登校日と定期券代を計算してみてください。
自転車やバイクを利用する人は、学校に入校できることを証明するバイク・自転車貼付用の「登録シール」が必要になります。また、バイクにしても自転車にしても、事故が起きないとも限りませんので任意ですがバイク保険や自転車保険に加入しておくことをお勧めします。

2.大学生協への加入→全国大学生活協同組合連合会のHPはこちら
大学生協を設置している大学においては、生協は加入しておいた方が良いです。加入のための出資金は大学によって異なり、大体15,000円~25,000円の間のようです。(卒業時に返還されます。)教科書・学用品購入、学食利用時には生協カードが必要です。教科書や学用品は生協で購入すると割引になります。ICカードによる電子マネーのチャージで、購入時に使用するとポイントもたまります。

加入手続きはwebか、加入申込書(入学時手続き書類の中に入っている)の郵送によってできるのですが、ここで一つ注意があります。webや書類郵送で手続きができるのは、大学生協加入と「大学生協の学生総合共済」の申し込みがセットになっている点です。生協単独の加入専用にはなっていません。共済保険が必要ではない人は、単独加入用の書類を取り寄せるところから始まります。我が家は大学生協の共済保険は不要でしたので、大学生協カウンターに電話し、生協単独加入用の申し込み書を送ってもらいました。非常に面倒くさかったです。大学生協側は、生協加入と共済保険をセットにして売りつけたいようで、ゴリゴリの勧誘がすごかったです。生協に加入してからも何度も何度も「大学生協の学生総合共済」のパンフレットと申込書が送られてきました。保険って運営側からすると儲かりますからね。主要な大きな駅にあるバカでかい立派なビルって大抵「XX生命保険会社」とか「XX損害保険会社」じゃないですか。それくらい儲かるってことですよね。私は大学生協に電話して「二度と保険のパンフレットと申込書を送ってこないでください!」と言いました。それくらいしつこかったです。共済はたすけあい保険ですので営利目的で運営されているわけではないんですけどね。。。
保険については以下の記事で取り上げています。興味のある方はご覧ください。



3.障害者修学支援サポートセンターへの相談
お子さんが発達障害などをもっており、大学生活に不安がある場合は、サポートが受けられるようになっています。心配ごとがある場合は、相談窓口に連絡し相談してみるといいと思います。

事前に準備をしておいた方がいいもの
  • 返信用封筒(長形3号)
  • レターパックライト
    コロナ禍で手続きは全て郵送で行われました。また大学から遠方にお住いの方も郵送での手続きになるでしょう。上記のものは用意しておくと便利です。
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