中年からのフィットネスジム通いのススメ

ジム&筋トレ

私は総合病院で働いており、1年以上たちますが、タチの悪い患者さんは断トツ、
整形外科に通う方と言えます!整形外科の患者さん対応が一番嫌いです。

事故で通院されている方は例外でこの中には含まれませんが、大抵は年配の方のことです。
以前も過去記事でお伝えしていますが、関節はどんどん年齢と共に経年老化していきますし、運動不足であれば筋肉もなくなり転倒しやすくなり骨に問題を抱えやすい。

年配の方からの「イタイ、イタイ。」「今すぐに診てもらいたい」という問い合わせはとても多いです。また転倒し単純・複雑骨折、もしくは圧迫骨折をして他の病院に入院しているとか、リハビリ中のため当院の診察や検査予約をキャンセルして欲しいという連絡の多いこと!超高齢の方は仕方がないとしても、そこまでの年齢ではない方においては、高価な検査の機械の順番待ちとドクターの受診待ちをしている患者が沢山いる中、せっかくの予約枠が無駄になってしまうという点においては、非常に効率が悪いんですよね。(←すいません、愚痴です)

また、痛みがあるためかイライラしている人が多く、最初から喧嘩腰的で受付事務員(私です)に八つ当たりをしてくる人も多いのです。ドクターの予約がいっぱいで診察ができないときには、別の病院で診察を受けてもらうよう案内しお断りをするのですが、やはりそこでも当たられたり、嫌みを言われます。基本、整形外科は対処療法なので、手術を希望されず老化による痛みを訴える患者さんは「痛み止め」などを出して終わりの方もいるため、「たいして診察もせず薬出して終わりで、全然良くならない」などど文句も言われることもしょっちゅうです。(←ドクターに直接言ってくれ!)

・・・とここまでは、普段私は見聞きしていることなのですが、そこで私が思ったことは、老化は防ぐことはできないけれど、遅らせることやこのようなことを予防することはできるのではないか、ということです。沢山の患者さんのカルテを読んでいると、若い頃から高齢の今になっても運動習慣がなかったり、肥満による関節痛とか姿勢の悪さなどが原因で整形外科に通院している方が多いのかなあという印象です。実際に、ジムに通っている高齢者の中には、関節が私より断然柔らかくて、綺麗な姿勢でヨガをしている方や筋肉がしっかりついていてバーベルを軽々持ち上げているような方はどうみても整形外科とは無縁そうなんですよね。

日本の医療は対処療法がメインなので、予防医学が遅れています。高齢になってしょっちゅう転倒したり、関節が「イタイ、イタイ」とならないように、中年のうちから運動習慣をつけておくことがとても大事だと私は思っています。高齢になってからでは、そもそも体が動かないので急に運動を取り入れてもしんどいし長続きしないのではないでしょうか?そうすると筋肉も付きづらいですし、しかも長年決まった動きしかしてこなかった関節は固まったまま柔らかくなりづらい。まだ体が動く中年から意識して体を動かすようにすることが予防の観点からも理にかなっていると思います。

ここからは私のジム通いの経験をお伝えし、少しでも興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しいです。

フィットネスジムに通い始めた時期ときっかけ

妙齢の熟女の私は、40歳になってからフィットネスジムを初体験しました。当時勤務していた会社の福利厚生でジムに安く通えたのです。高校生までは体育の授業や部活で運動はしていましたが、それ以降運動らしい運動はしていませんでした。つまり、ほぼ20年ぶりで運動を始めたわけです。びっくりするくらい体は固く、少し運動をしてもすぐに息はあがってしまい、体力の衰え、関節の硬さに驚いてしまいました。長らく体を動かさずにいるというのはこういうことなんですよね。ただ、太ってはいなかったため「運動をしなければ!」という危機感はまったくなく、ゆるり、ゆるりとかるーく運動をしていました。特にヨガにはまってしまい、マシントレーニング少しとヨガがメインで2年ほどフィットネスジムライフを送っていました。

フィットネスジム通いの復活

会社の業績が芳しくなくなり、福利厚生がなくなってからは、ジム通いをやめてしまいましたが、体を動かす楽しさを知ってしまったため、生活が落ち着いたらまた運動はやりたいな・・・と思っており、息子が高校を卒業したら始めようと決めていました。ところが、コロナ禍により延び延びになってしまい、昨年の2021年にやっと、4年ぶりにフィットネスジム通いを再開しました。

以前通っていたフィットネスジムはとても良かったため、そこの入会を考えましたが、

1.会費が少し高った
2.引っ越しをしたため家から遠くなってしまった

ということから、そこは断念し、新たに自宅から近いジムを探しました。

フィットネスジムの見学について

フィットネスジムを再開するにあたり、ジム探しは何を重視するか、優先順位を自分の中で書き出してみました。

1.勤務先ではなく自宅から近いところ(休みの日にも通うため)
2.お風呂があること(運動後の大きな湯船はサイコーです!)
3.会費が1万円くらい
4.ヨガのスタジオプログラムが充実してること

※みなさんも、優先順位を自分で書きだしてみてください!

このような優先順位をもとに私のジム見学が始まりました。
立地が自宅近くという縛りがあるため、だいたい絞られてきますし、全てを満たすところというと一択でしたが、見つけるまでは、5つのジムを見学しました。

ジム見学は予約制のところが多いため、HP等を確認し、申し込みフォームから予約するか電話で問い合わせてみてください。

見学の際に大切なことは、自分が利用するであろう時間帯を狙って見学に行くこと!!
会員のカラーやその時間帯の込み具合は必ず確認しましょう。ジムのターゲット層というのがありますので、大体の会員の層はわかるのですが、それでも地域性があるため、どういう人が通っているのかは必ず要チェックです!

私が以前通っていた会社の福利厚生で契約していたジムは、オフィス街であったため若いサラリーマンが多かったのですが、今通っているジムは住宅区域にあるため、20~30代はほぼおらず中高年が多いのと、サラリーマン風が少ないように思います。会員女性にいたっては普通のパートのおばちゃん的な感じの方が多いようにも思います・・・(その方たちは目立っているだけなのかも笑)

24時間タイプのジム、Gold’s Gym、エニタイムフィットネスは比較的若い方がいましたし、Gold’s Gymは見学してみて、ジム自体は「いい感じ!」とは思ったのですが、なにせイカツイ方が多くて少し怖かったんです。本気モード系の筋トレ重視の方はとてもいいと思いました。どちらもとてもいいジムだと思いましたが、選ばなかった理由は、お風呂がなかったこと!私はどうしてもお風呂に入りたかったんです!!

結局、私は大手の総合フィットネスジムに入会したのですが、プールがあるところは少し会費が高めになります。私は泳ぐつもりはなかったため、プールの無いジムを選びました。

見学時にはスタジオプログラムのスケジュールを見せてもらい、プログラム内容とシステムを説明してもらいました。コロナ禍の影響で、ほとんどのジムがスタジオプログラムの予約制を取り入れていました。そのため予約の取りやすさを確認しました。スタジオプログラムを受けたい方は、ここのところはかなり重要だと思います。例えば、100%の予約制で、予約枠が3つまでとなっているシステムを取り入れているジムの場合、スタジオプログラムへ頻繁に通いたいと思っている人においてはそれができなくなる可能性がでてくるからです。密を避けるため、スタジオプログラムの人数制限をかけているジムもあるため、予約が取りづらいからです。そこで私は1つのスタジオプログラムに対して参加人数の半分をWEB予約システム、もう半分を当日に整理券出すシステムを取り入れているジムに決めました。そうであれば、自分の通いたいペースで通えるからです。ジムに通い始めてもうすぐ11か月目になりますが、今まで参加したかったスタジオプログラムにはいれなかった!という経験は1回だけでした。

フィットネスジムに通いだして思うこと

通うジムが決まり、2021年4月から私のジムライフが始まったのですが、緊急事態宣言が出たりしたため、一時はジム自体が休館や時短営業になり、通えなくなった時期もありました。ですが、最近のフィットネス業界は生き残りがかかっているため、そのような対応をやめ、感染対策を強化して通常営業をしています。

私も個人的に感染対策をしながら通っていますが、さすがにオミクロン株の感染力の強さには危機感を覚え、ジム通いを休止し自粛していました。そんな努力もむなしく結局、私はコロナに感染してしまったのですが・・笑

ジムに通いだすと、当初思っていたことと違う変化が出てきます。
私はヨガが好きだったため、ヨガプログラムを受けたいと思っていたのですが、私の通うジムのヨガインストラクターと私はあまり相性がよくなく、レッスンを非常につまらく感じてしまい、ヨガレッスンに参加することをやめてしまいました。色んなタイプのヨガインストラクターがいますので、否定する気持ちはありませんが、相性って大事だなあと思いました。またコロナ禍の影響でインストラクターが失業の危機にあり、フィットネスジムにインストラクターがいないという事態に発展していることもあり、自分の通うジムで自分にあうインストラクターのプログラムを受けること自体が難しくなってきているのかもしれないとも感じました。

最近の流行で「オンラインジム」であったり、「おうちトレーニング」であったり、リアルで指導するより、オンラインでプログラムを提供する方がインストラクターにとっても実入りが良いのかもしれません。コロナにより新しいライフスタイルに変わりつつありますが、フィットネス業界も新しい営業形態を模索しているのだと思いました。

女性は比較的、エアロビ系、ダンス系、ヨガ系のスタジオプログラムメインでフィットネスジムに通っている方が多いように思います。ガチで筋トレをしている方はあまり見かけません。でもそれでいいと思います。体を動かすこと、継続することに意味があるので、高齢者になって寝たきりになったり、「イタイ、イタイ」と言って整形外科とお友達にならないよう、フィットネスジムに通って健康的な体を手に入れて欲しいと思います。

私は筋トレ系、体幹トレーニング系プログラムばかりを受け、マシントレーニングに励み、筋トレ漬けの日々を過ごしています。
そして体の変化といえば、肩こりがなくなったのと、筋肉がついてきたおかげで、代謝がよくなったようです。寒がりだった私は冬の間はユニクロのヒートテックやタイツ等々が欠かせませんでしたが、今年の冬はノースリーブのユニクロの夏用エアリズムにノータイツで、職場では足元はハイソックスオンリー(制服はスカートです)です。それでも暑い!と感じることもあり、制服のブラウスの袖をまくり上げたりもしています。驚くべき体の変化でした。代謝が良いって素晴らしいです!!

年齢的には更年期に入っているのですが(一般的には40代半ばくらいからが更年期と言われています)、元々更年期障害の症状はありませんでした。運動をすることでストレスが減ってくるため、このまま更年期障害とは無縁のまま乗り切れるのでは?と思っています。

ぜひ、運動を生活に取り入れてみてください!

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